Profile
コミューン株式会社 塚本 ひかり さん
2015年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に新卒入社し、新卒採用人事を担当。その後、グループ会社に転籍し、HR TechのSaaS営業や新規事業のプロダクトマネージャー、事業責任者など、ビジネスサイドの要職を歴任する。2020年より副業としてコミューン株式会社に参画。組織の拡大に貢献したいという思いから、2021年に同社へ正社員として入社。カスタマーサクセスマネージャー(CSM)やプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)を経験した後、1人目の育休復帰を機に人事へ再転身。採用やカルチャー領域の管掌を経て、2026年2月より労務や人事企画を含む人事機能全体を管掌している。2児の母として育児と管理職を両立しながら、組織の更なる成長を牽引している。
※経歴はインタビュー時点のものです。
組織の急拡大に伴い、HRBP体制の構築が急務に
体系的な学びを求めて受講を決意
− 受講の動機やきっかけを教えてください。
大きなきっかけは、組織のフェーズが変わったことでした。正社員が180名規模まで拡大する中で、これまでの「採用で成果を出す人事」という役割だけでなく、事業成長を支える「HRBP」という体制が必要だと考えました。
今後、私がメンバーにHRBPとしての役割を求めていく上で、まずは私自身がその定義や役割を正しく理解していなければ、組織をリードすることは難しいと感じました。そこで、実務ベースではなく、体系的かつアカデミックにHRBPについて学べる場を探し始めました。
− 何か別の選択肢と取捨選択されていれば、Every HR Academyを選んだ理由を教えてください。
実は、前年にはスタートアップカルチャーラボに参加し、スタートアップでの人事としてのバリューの出し方や、横のつながりを作る経験をしていました。そこでの学びも大きかったのですが、今回の受講にあたっては、スタートアップという枠組みを超えて、より大企業の知見も含めた普遍的な理論を学びたいと考えていました。これから私たちがスタートアップを脱し、さらに大きな組織へと成長していく過程でどのようなハードルが待ち受けているのかを知りたいという思いもありました。
Every HR Academyを選んだ決め手は、信頼できるリファラル(紹介)があったことです。以前この講座を受講していた夫や、前職の先輩から「この講座は良かった」と勧められました。実際に経験した人たちがそこまで言うのであれば間違いないだろうと思い、他とはあまり比較検討せずに申し込みを決めました。
「市場で勝てる組織を作る」というスタンス
− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。
特に印象に残っているのは初回とパフォーマンスマネジメントの講義です。初回の講義では、そもそもの人事の役割・スタンスを言語化されたことが印象的でした。この初回で「この後の講義は、まさに自分が学びたかったことと一致する」という確信を持つことができました。
パフォーマンスマネジメントの講義では、人事は何に寄与しているのか?という問いに対し、すべての機能はより良い組織と従業員のパフォーマンスのため、という原理原則を学ぶことができました。
特定のサービスに偏らないフラットな視点と
アウトプットを重視した実践的なカリキュラム
− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?
魅力に感じた点は大きく3つあります。
1つ目は、「スタンスのフラットさ」です。 世の中にある人事向けの講座やセミナーは、主催企業が提供するサービスやツールを導入させるためのポジショントークが含まれることが少なくありません。「リファラル採用ツールを提供している会社ならリファラル採用が一番だと言う」といった具合です。しかし、この講座はそういった偏りが一切なく、人事としての原理原則を極めてフラットに学ぶことができました。「採用は、より多くの母集団から選ぶことが重要である」といった、当たり前だけれど見落としがちな本質を再確認できたことは非常に有意義でした。
2つ目は、「アウトプット重視の設計」です。 ただ講義を聞くだけの受け身なスタイルではなく、ブレイクアウトセッションなどを通じて、その場で考え、発言する機会が多く設けられています。インプットした知識を即座に言語化するプロセスがあるため、知識の定着率が段違いだと思います。特に最終課題(ファイナルアサインメント)は、実際に自社の課題解決に向けた提案を作成するため、学びをそのまま実務に直結させることができました。
3つ目は、「多様な受講生との繋がり」です。 ライブ講座だったため、他社の現役人事の方々が何に悩み、どのようなキャリアを歩んでいるのかを知れたことは大きな財産です。特に自分のようなスタートアップだけでなく、歴史ある企業の人事の方々の悩みを聞くことで、「組織規模が変われば悩みも変わる」という視点を持てたことは面白かったです。
感覚論から原理原則への転換
根拠を持って戦略を考えられるようになった
− 講座の効果について。受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化はありましたか。
最大の成果は、経営層との対話において「感覚論」ではなく「原理原則」に基づいて話せるようになったことです。
これまでは、「私はこう思う」「こうした方がいい気がする」という感覚的な主張になりがちでした。受講後は、「多くの企業の事例や学術的な背景に基づいた原理原則ではこうなっています。したがって、今の弊社のフェーズではこうすべきです」と、客観的な拠り所を持って提案ができるようになりつつあります。
また、メンバーに対しても、目の前の事象(N1の課題)だけに囚われるのではなく、俯瞰的な視点でフィードバックができるようになりました。「なぜその問題が起きているのか」「構造的な課題はどこにあるのか」を一歩引いて捉えられるようになったのは、多角的な視点を学べたおかげです。
強制的に自分を進化させる環境に身を置く
現状に迷いがある人事パーソンこそ、
一歩踏み出してほしい
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
迷っているなら、やった方が良いと思います。
私自身、管理職としての業務に加え、4歳と1歳の子供の子育て中ということもあり、日々の忙しさに追われています。日常の中で意識的に「学びの時間」を確保することは非常に困難で、今持っている自分の能力や知識を切り売りして仕事をしているような感覚がありました。だからこそ、決して安くはない受講料を払い、「土曜日はここにコミットする」と決めて、強制的に自分を進化させる環境に身を置いたことは本当によかったと思っています。平日の深夜まで課題に追われるような無理な設計ではないので、現役で働いている方や、子育て中の方にもおすすめできます。
また、「本当にこのままの人事キャリアでいいのだろうか」と悩んでいる方にもおすすめしたいです。私自身もそうでしたが、この講座を受けることで、自分が知っている「人事」という世界がいかに狭かったかに気付かされます。「人事としてもっと突き詰めたい」という方はもちろんですが、現状に迷いがある方こそ、新しい視界が開けるはずです。
