Profile
飲食業 人事担当者 A.I.さん
人事としてのキャリアを給与計算や社会保険労務の担当からスタートし、現在の会社でも社員給与や労務を主に担当している。人事経験は15年に渡る。年々担当領域を広げ、現在では、就業規則などの規定作成、行政手続き全般、安全衛生、健康管理、ストレスチェックなども含め、幅広い業務を担っている。
※経歴はインタビュー時点(2025年7月)のものです。
受け身でなく
自ら提案していくHRになるために
− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。
HRでキャリアアップしていくうえで、具体的なビジョンを描きたいと思ったことが受講の1つのきっかけです。労務や行政手続きといったオペレーション業務のプロとしては自信があるものの、人事部長やHRBPといった役職者は、採用や教育、コンプライアンス、リストラなど、幅広い経験を持つ方が多いと感じていました。このままでは限界があると感じ、受け身ではなく自ら提案していく立場として、HRの基礎を体系的に学びたいと考えていました。
書籍を読んだりして自己学習もしていましたが、外資系の会社に勤めていることもあり、日本の伝統的なやり方よりも、外資の考え方を吸収したいという思いがありました。そんな中で、アカデミックな視点からアメリカのHRについて学べるEveryの講座に興味を持ちました。
ライブ形式ではなくEラーニング形式を選んだのは、子どもが小さく育児中であるため、時間の制約があったことと、ライブ講座の募集が締め切っていたこともあり、「鉄は熱いうちに」学びたいという気持ちから、Eラーニングで他の教科も一緒に学べるフルアクセスプランを選択しました。他のコンサル会社の講座も検討しましたが、EveryのHRBP講座は、専門的な内容を優しく解説してくれているように感じ、継続できそうだと直感的に感じたことも決め手となりました。
未経験の領域へ
チャレンジするイメージができた
− 受講期間を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。
6ヵ月という受講期間の中で、興味関心の高かった順にHRBP養成講座、People Analytics講座、Change Agent養成講座を受講しました。特に面白いと思ったコンテンツは2周・3周と見返しました。
その中で、デーブ・ウルリッチ氏のHRの役割を四象限で表した図が非常に印象に残っています。私自身の仕事がオペレーションに特化している中で、この図が「確かにこうだ」と、頭の中で漠然と考えていたことを明確な形で提示してくれました。どれか一つに偏ることが悪いわけではないと思いますが、Change AgentやHRBPの領域にもチャレンジすることで、より多様な仕事ができるイメージが湧きました。
HRにおける課題を解決する際、例えばEmployee Championの専門性を持つメンバーと連携することで、物事がスムーズに進むかもしれないという気づきもありました。
また、HRBP講座の中では、報酬に関する講義が特に印象に残っています。ちょうどボーナスの企画をしている時期と重なっていたこともあり、実務に直結する内容でした。「いくらもらっても人は満足しない」という話は心に残り、従業員のモチベーションを高め、納得感を持ってもらうためにはどうすれば良いかを考えるきっかけになりました。担当領域と深く関わる内容だったため、非常に興味深く学ぶことができました。
− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?
Everyの講座の魅力は、専門書で何十冊にもわたるような内容を、非常に分かりやすく噛み砕いて解説してくれている点です。HRの領域に詳しくない人でも理解できるように工夫されており、学びのハードルが低かったです。さらに、講義の中で「もっと深めたい人はこちらをどうぞ」と参考文献などを紹介してくださることで、自らさらに学びを深めるきっかけを与えてくれました。
紹介された書籍を何冊か読んでみて、HR領域にもトレンドワードがあることを知りました。過去に聞いたことのある言葉が、実は特定の学説から派生して日本で流行し、関連するツールが展示会に多く並ぶようになった、といった背景が理解できたのは面白かったです。単なる知識の習得だけでなく、その背景や関連性まで理解できる構成が、学びをより深いものにしてくれました。
変化を厭わず
どうすれば実現できるかを考える
− 受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化は
ありましたでしょうか。具体的な変化がありましたら教えてください。
講座を受講して、最も考え方が変わったのは、HRの役割についての認識です。特に、「会社の目指すところに向けて、人を適材適所に配置し、活躍してもらうのがHRの仕事」というフレームワークは、強く心に残っています。これまではオペレーション業務に集中するあまり、コンプライアンスや法律遵守が最優先になりがちでした。もちろんそれらは重要ですが、それだけでなく、ビジネスで利益を出し、ゴールを達成するためにHRとしてどう貢献できるか、という視点を持つことの重要性を学びました。
例えば、経営層が新たな施策を打ち出したいと考える際、労務担当者としては法律遵守を優先し、変化を嫌う傾向にありました。しかし、講座で学んだビジネス視点を取り入れることで、「これをやるなら、この法律を守りつつ、どうすれば実現できるか」という提案ができるようになりました。時には法的な解釈のギリギリのラインを探ったり、社内でどこまで無理なく運用できるかを考えたりと、以前よりも踏み込んだ提案ができるようになったと感じています。
また、受講期間中にチーム内のジョブローテーションがあり、採用担当者がいるチームに異動する機会がありました。採用業務自体は担当していませんが、採用メンバーが会社説明会を企画したり、人員計画を立てたりする場面に触れる中で、講座で学んだ「採用するには経営者とこういう話をすべき」「会社の内外の要因を考慮して人材計画を立てる」といった内容が、彼らの業務と結びつき、理解が深まりました。自分の仕事だけでなく、共に働く人たちの業務をイメージしながら学ぶことで、より実践的な知識として吸収できたと感じています。
自身の仕事に置き換えることで
深い学びへとつながる
− 最後に、Every HR Academy Platformをご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
これからEラーニングで学習を始める方には、ご自身の仕事に置き換えて、具体的なイメージを持ちながら講義を受けることをおすすめします。私は採用業務に直接携わっていませんが、「うちの採用担当はこんなことを考えているんだな」「こういう話をすれば、経営層に聞いてもらえるかもしれない」といったように、自分の仕事や一緒に働く人たちをイメージしながら学ぶことで、内容がとても深く頭に入ってきました。
また、6ヶ月という期間は、長いようで短いと感じるかもしれません。仕事が忙しくなり思うように学習を進められない時期もありました。オンライン学習は自分との戦いですが、諦めずに継続することが大切です。興味のある講義は繰り返し聞くこともできるので、ぜひご自身のペースで学びを深めてください。
