ケーススタディ「広報伴走プロジェクト with HEXEL Works様」 - 株式会社Every

【株式会社 HEXEL Works様】

創業72周年、東京港区に本社を構えるHEXELWorks様は「電気設備工事の施工管理」を本業としている会社です。普段何気なく利用している建築物ですが、その床・壁・天井には電気を供給するための配線や電気設備が、いわば建物の神経網のように張り巡らされています。私たちはこの神経網を作り上げるための電気工事を請け負い、設計・施工管理を通して建物を完成へ導くことを仕事としています。

会社HP:https://www.hexel.co.jp/

今後の更なる組織成長に向け、採用を見越したSNS広報プロジェクトを始動させるチャレンジングなフェーズにて、弊社取締役の田中が伴走致しました。

プロジェクトの変化・進化と共に「伴走」して欲しい

– 伴走プロジェクトの背景 –

<採用・マーケティングのフローを軸に、数年後目指すべき姿を描きました>

(田 中)

お忙しい中本日は有り難うございます。まず、そもそもSNSでの広報活動そのものを社内のプロジェクトとしてスタートした理由から教えてください。

(坂本様)

元々のきっかけは、私が実施している社内勉強会を通じて出たアイデアです。

私が主催している勉強会は、20-30代の社内の若手社員何名かを集めて実施しており、日々の業務スキルとは異なるテーマを設けてディスカッションをするというものですが、あるテーマの中で「自社の採用」に対する課題について話し合ったことがありました。

電気設備工事を請け負う私たちの事業にとって、設計や施工管理を担える人財を仲間に迎え入れることは、会社の将来・継続的な成長の上で非常に重要です。弊社では建築土木科・電気工学科の学生中心に年間50人強の学生を新卒として採用しつつ、中途採用も積極的に実施しているのですが、より多くの方に魅力を伝え、仲間になっていただくだめに何か新しいことを始める必要性を感じていました。

そこで出たアイデアがSNSを活用した情報の発信です。採用の場面では、説明会や資料や社員の話を通じて会社の魅力を発信していますが、若者世代にとって身近なツールであるSNSを活用して「文字等“カタい情報”で伝わらない魅力を発信する」ことができればと思い、プロジェクトを始動させることにしました。

(田 中)

上記のプロジェクトにつき、外部である私たちをご活用いただいた理由はなんですか。

(坂本様)

決め手は「伴走型のプロジェクト」としてご提案いただけたことでした。

勉強会のメンバーを中心に、実際に有志を集めてプロジェクトを始動させたのですが、そもそも会社内でSNSを運営することに経験がなく、どのようなテーマを取り上げるべきか、どのような目を設定しプロジェクトを動かしていくのが良いのかも当初はよく見えていませんでした

YouTubeでの動画の作り方・SNSの運営の仕方など、プロジェクトの課題が特定・限定されているわけではなかったのです。

だからこそ、Every社の2人の経験や感性に基づき伴走してもらえることに安心感がありましたし、プロジェクトの変化・進化に併せて一緒にステップアップしていただける「伴走」というスタイルが合っていると感じていました。

目標達成からチーム運営まで。共に解決・改善を目指す

– 伴走プロジェクトを進めてみて 

広報SNS伴走プロジェクト全体像

<プロジェクトの進捗に併せ、ご支援のポイントも変わってきました>

(田 中)

プロジェクト稼働当初は、どのSNSを中心とするか、どのようなネタを取り上げるかといった部分から伴走させていただきました。長江さんはプロジェクトリーダーとして、当初どのようなことを感じられていましたか。

(長江様)

当初は企画会議のファシリテーションやSNS運用における法律的な注意点のインプット、目標設定やスケジュール化など、プロジェクト運営における形式面でサポート頂いていましたが、私自身どのようにEveryの力を借りるべきなのか不透明な側面を感じていました。

一方、ある程度プロジェクトが軌道に乗り、基本的な進め方になれてきた半年頃から、自分たちでは解決が難しい問題や課題に直面するようになりました。例えば、社内で協力を得るための進め方や効果検証の方法をどうするか、他社がどのような取り組みをしているか、というものです。この頃からより具体的に価値を感じられる機会が増えてきたように思います。

田中さんとは、プロジェクトメンバー全員と2週に1度のミーティングを実施するともに、毎週1回プロジェクトの進捗や課題を議論する時間を設けて頂いているのですが、例えば社内を巻き込む際の相談の持っていき方であったり、新たな施策導入を検討する際の判断の方向性であったりを相談しています。

プロジェクトの状況や自社の事情を認識いただいた上で、自分の考えを伝えて壁打ち相手として会話できることや、プロジェクト運営・マーケティング・採用の視点から見た時にどのような解決策があるかをアドバイス頂いたことが助かったな、と感じています。

<レポーティング>

<定例MTGの資料>

(田 中)

Everyが伴走したことに対し、価値としてどのようなことを感じていただいていますか。

(坂本様)

最大の価値は、固まった進め方に固執しておらず、状況に合わせて伴走してくれているということです。

実際に、開始当初はまず広報SNSプロジェクトとして動き出していくことが課題でしたし、その後はどうすればより踏み込んだ魅力の発信ができるのか、効果測定や改善をどう進めるかが課題になっていくなど、フェーズによって必要な支援は変わっていったように思います。これらの状況に併せて伴走してもらえていることに価値を感じています。

(長江様)

フェーズに応じたプロジェクトの課題に加え、私自身はチーム運営そのものの難しさや課題を感じることもあったのですが、この点についても伴走してサポートを得られたことに価値を感じています。反省点や改善点を洗い出し、次に活かすことができました。

また、2022年の10月頃には今プロジェクトも2年目に入り私以外のメンバーが入れ替わということもあったのですが、新たなチーム運営において、これまでの状況を理解した上でプロジェクトの運営ルールやチームビルディング、会議体の整理といった部分に踏み込んで議論させていただいたことも助かりました。

(田 中)

井上さんは二期目よりサブリーダーとしてプロジェクトにジョインされていますが、その前の広報SNSプロジェクトに対してどのようなことを感じていましたか?

(井上様)

まず、シンプルに楽しそうなことをしているなと感じていました。HEXEL Worksの魅力を伝えるプロジェクトということで、企画をすること自体もやりがいがありそうですし、YouTubeの動画に登場している支店の社員の方もイキイキされていたからです。普段なかなか接することのない社員を知ることもできて、社内的にもいい会社だな、こんな一面がある会社なんだな、と理解を深めるきっかけになっていました。

もちろんプロジェクトとして、目指すべきゴールは当時からあったのだと思いますが、同時に高校時代の学園祭のような、「何をやったら面白いか」を考えて形にしているように思っていましたね。

<本広報SNSプロジェクトで運営されている公式チャンネルの様子>

建築業界での唯一無二なポジショニング・ブランディングを目指す

– 「今後に対する期待

(田 中)

現在プロジェクトも二期目に入っていますが、プロジェクトとして今後何を目指すのか、その上でEveryに期待するところはなんですか。

(長江様)

私たちのプロジェクトは、「HEXEL Worksを知らない方に、文字等“カタい情報”で伝わらない魅力を、SNSを通じて発信する」ことを目指しています。各種SNSツールでは、どれだけの人が投稿を見てくれたか、フォローという形でファンになってくれたかを確認することができるため、成果の指標としてYouTubeのチャンネル登録数やTwitterのフォロワー数といったKPIを掲げています。

そこで現在、Everyとともに月次で状況を確認し、達成に向けた対策を講じるということを継続して実施しており、まずはこれら定量的なKPIを達成していくことを目指している状態です。

<KPIの進捗>

(長江様)

ただ、大切なのはこれら発信の先に「採用」という成果がついてくるということです。SNSを通じてふとしたきっかけでHEXEL Worksを知っていただいたり、HEXEL Worksの魅力を知って頂くことで仲間になっていただける確率を高めたりしていきたいと思っています

定量的な目標達成を軸に、HP等文字情報では伝わりづらい社員の雰囲気や仕事の内容、働き方や事業における特徴等を伝えることで、建築業界での唯一無二なポジショニング・ブランディングができている状態を目指していきたいですね。

(坂本様)

その意味では、施策の一つとして実施している”HEXEL Worksの選考中の候補者・入社承諾者に対するアンケート”の結果は特に注目していきたいと思っています。SNSプロジェクトがどの程度直接的に影響しているかを把握することはもちろん、採用に関する自社の情報発信として何が不足しているか等も見えてくるはずです。

この点は、Everyの皆さんにも、マーケティング・採用双方の知見を活かし、是非積極的にサポートして頂ければと思います。

(田 中)

有り難うございます。大変勉強になりました。

Client

株式会社HEXEL Works


専務執行役員東日本本部長兼
グローバル・マネジメント部長兼
経理部・人事部管掌
坂本 孝行 様


グローバル・マネジメント部
長江 孝雄 様


システム開発部
井上 万太朗 様

※各SNSリンク先はこちら※

Consultant

株式会社Every

取締役 田中 武征

お問合せはこちら
お問合せはこちら