Profile
アークレイ株式会社 須川 幸浩さん
2002年、現在の会社の開発部門でキャリアをスタート。会社の成長と共に自らの役割も変化し、2010年には管理部門へ。研究所の移転という一大プロジェクトを経験後、人事領域へと活躍の場を移す。2023年、総務部門から独立した労務チームの責任者に就任。現在は、グループ全体の成長を見据えた人事制度のアップデートに注力している。
開発から管理、そして人事のプロフェッショナルへ。多様な経験を武器に、経営の視点から長期的な組織の未来をデザインしている。
※経歴はインタビュー時点のものです。
世の中のスタンダードを知りたい
グローバルな視点と体系的な学びを求め
たどり着いた選択肢
− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。
労務チームの責任者となり、自社の制度やその制定背景については深く理解していましたが、一方で「世の中のスタンダードはどうなっているのか?」という問いに明確な答えを持てずにいました。他社との比較があまりできない中で、自分たちの常識だけで物事を進めてしまうことに強い危機感を覚えていました。この状態を脱却し、客観的な視点を持つためには、HRの原理原則を体系的に学ぶ必要があると考えたのが最初のきっかけです。
また、労務チームが担うのは日本国内のグループ会社ですが、グローバル企業として日本の慣習だけでなく、グローバルな視点でのスタンダードを身につけたいと考えていました。そこで様々な研修を探しましたが、グローバルなHRを体系的に学べる講座は少なく、Every HR Academyが唯一の選択肢でした。半日や1日で終わるような断片的な知識習得ではなく、4ヶ月という時間をかけてじっくりと自分のものにしたかった私にとって、その期間設定も理想的だったため受講を決めました。
印象的だったDay1
点と点が線で繋がり、実践へと導いてくれた各テーマ
− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。
全ての回に発見がありましたが、最も印象に残っているのはDay1の「これからのHR」です。私が求めていたHRの体系的・概念的な全体像が示され、これから学ぶことへの期待が一気に高まりました。そして何より、オンライン上で初めて顔を合わせた参加者の皆さんとグループディスカッションを行い、他社の人事担当者の方々が持つ多様な視点や考えに触れた瞬間、「この講座に参加して良かった」と心から思いました。
もちろん、各論も非常に有益でした。特にDay3の「パフォーマンスマネジメントと評価」とDay5の「報酬とインセンティブ」は、現在の私の業務に直結する内容でした。公正で納得感のある「評価」があってこそ、効果的な「報酬」制度が機能するという、当たり前でありながら奥深い関係性を再認識させられました。この学びは、現在進めている制度改定の議論において、私の考えの根幹を支えるものとなっています。
そしてDay7の「特別講演」では、HRの第一線で活躍される方々の臨場感のあるお話から、これまで学んできた知識が実際の現場でどのように活用され、価値を生み出しているのかを具体的に知ることができました。Day1から学んできた点と点が、ここで一つの大きな線として繋がった感覚です。講座全体を通して、理論と実践が見事に融合していたことが、学びをより深いものにしてくれたと感じています。
「隔週」の絶妙なペース、地域を超える「仲間」、
深まる「関係性」
オンラインだからこそ得られた3つの魅力
− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?
この講座の魅力は数多くありますが、特に3つの点を挙げたいと思います。
1.絶妙な学習ペースを生む隔週開催
4ヶ月間、週末の3時間を隔週で学ぶというペースが、私には最適でした。講義で学んだことを次の週にじっくり復習し、自分の業務と照らし合わせて考える時間がある。そして、次の講義で新しいインプットをする。このサイクルが知識の定着を促し、学びを深く自分のものにしていく実感がありました。もし毎週だったら消化不良に、毎月だったら間延びしていたかもしれません。この絶妙なペース配分が、多忙な中でも学習を継続できた大きな要因です。
2.オンラインだからこそ実現した、地域を超える仲間との出会い
Zoomによるオンライン形式は、大きな魅力でした。関西在住の私は、対面研修では出会うことが難しかったであろう、全国各地で活躍する人事担当者の方々と繋がることができました。多様な業界、企業規模、そして地域文化を背景に持つ仲間とのディスカッションは、常に新しい視点や気づきを与えてくれました。オンラインだから情報量が減るという懸念は全くなく、むしろ、効率的に多様な知見に触れられるという大きなメリットを感じました。
3.4ヶ月かけて醸成される、かけがえのない関係性
この講座で得られた最大の財産は、学ぶ仲間との深い繋がりです。名刺交換だけで終わってしまうような一度きりの研修とは全く違います。4ヶ月間、定期的に顔を合わせ、グループディスカッションで意見を交わし、最後のアサインメントでは共に悩み、励まし合う。講座後に開催した懇親会では、オンラインでの関係性を超えて、さらに深い絆が生まれました。同じ専門領域で奮闘する仲間が全国にいる。この心強さは、何物にも代えがたいものです。
−受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。
受講後の変化は、想像以上に大きなものでした。最も大きな変化は、業務を推進する上での「自信」です。業務において日々発生する他チームとの連携において、HRの体系的な理論という確固たる裏付けを持って、「なぜこうすべきなのか」を論理的に説明し、明確な目標を共有できるようになりました。その結果、連携がスムーズになり、自分自身もさらに自信を持って物事を進められるというポジティブなサイクルが生まれています。
この変化は、アサインメントで作成した施策にも表れています。講座で学んだことを元に、評価制度改定に向けた施策を作成し、実際に直近の評価からトライアル的に新しい考え方を導入するという、具体的なアクションに繋げることができたのです。学びが机上の空論で終わらず、即座に実践に活かせたことは、大きな成功体験となりました。
また、他社の優秀な人事担当者の方々と交流する中で、自社の置かれた環境、特に「経営層との距離の近さ」が大きな強みであると再認識できました。この恵まれた環境を最大限に活かし、単なる制度の運用担当者ではなく、経営課題を解決する「社内コンサルタント」のような存在になりたい。そんなキャリアプランを描けるようになりました。このビジョンは、自分自身だけでなく、私が率いる労務チーム全体の未来像にもなっています。現在、来期からチームの組織体系をより戦略的なものに変えるべく、具体的な検討を進めています。この講座は、私とチームの未来を変える、大きな転機となりました。
孤独を感じる人事担当者の方へ
ここは「原理原則」と「仲間」に出会える貴重な場所です
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
人事という仕事は、社内に相談できる相手が限られ、自分の判断が本当に正しいのかと、孤独の中で悩むことも少なくないと思います。私自身もそうでした。もしあなたが同じような想いを抱えているなら、この講座をお勧めします。
ここでは、HRについて世界標準の原理原則を体系的に学ぶことができます。これまで経験則で判断してきたことに理論的な裏付けが加わり、自分の仕事に確固たる自信が持てるようになります。そして何より、かけがえのない「仲間」ができます。業界も地域も違うけれど、同じ志を持って学ぶ仲間との出会いによって、視野を大きく広げることができるはずです。迷った時に相談できる、切磋琢磨できる専門家集団との繋がりは、今後のキャリアにおいて間違いなく大きな財産になります。
4ヶ月という期間は、あっという間です。しかし、そこで得られる知識、自信、そして仲間との絆は、計り知れない価値があります。私はチームのほかのメンバーにも、キャリアを積んだ先にはこの講座を受けてほしいと考えています。みなさんも、ぜひ一歩踏み出してみてください。
