Profile
DHL Supply Chain株式会社 HR/HRBP 康 大玉さん
人材紹介エージェンシーとして経験を積んだ後、企業人事としてのキャリアをスタート。エージェンシーで培った幅広い人材の知見を強みとしてHRの道へ進み、米系IT企業での採用担当やHRBPを経験。直近1年間は現職でHRBPとして活躍している。最終目標はHRヘッドと定め、HR領域でのキャリアアップを目指している。
※経歴はインタビュー時点(2025年10月)のものです。
HRBPという役割と
HRとしてのキャリア形成を明確にしたい
− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。
転職後、現職でもHRBPとしての役割を担うことになったのですが、前職の米国のIT企業とはHRBPの仕事内容や求められる役割が異なっており、「HRBP」とはどうあるべきかという疑問を感じていました。前職ではKPIも仕事内容も明確で、C&B(報酬・福利厚生)の仕事なども決まっていましたが、現職ではそういった線引きがあまりなく、コミュニケーションの面でも苦労がありました。また、目標としていたHRヘッドの方がいたのですが、残念ながらその方と一緒に仕事をすることができなくなってしまい、自分が何を求められているのか、何を目標とすべきなのか、明確にできないことに「もやもや」を感じ、このままでは描いていたキャリアが築けるか心配になっていました。こうした背景から、HRBPの背景にある理論的な部分を勉強することで、今後のキャリアも含めて考え直したいと思い、この講座を受講しました。
講座を選ぶ段階で、こちらの講座でAmazonの宇佐美さんが特別講師として登壇されている動画を偶然見つけ、それが米国の理論が背景にある講座でとても面白そうだと感じ、自分が感じている「もやもや感」が明確にできそうだと思ったこと、そして価格もリーズナブルだと感じたことから、Every HR Academyの講座を選び、すぐに受講を決めました。
HRの存在意義「適材適所」と原理原則の納得感
− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。
4ヶ月間の講座を通じて、いくつかのテーマが印象に残っていますが、最も強く印象に残っているのは、HRの存在意義が、「“The right person at the right place do the right things”(適切な人材が適切な場所で適切な仕事をする)」であるということです。講座のDay1で紹介されたこの言葉は、私の仕事に対するモットーになりました。採用戦略もインセンティブ制度も、今までただ流れでやってきたものが、「すべてこの最終目標(適材適所)に結びついている」ということを理解できたからです。制度や戦略は、このHRの仕事の目標に基づいて考えるべきだと確信しました。
その他では、「採用」と「報酬」のテーマも印象的でした。
採用については、今までアメリカの会社でプロとして決まった流れやテンプレートに従って行っていたものが、「この原理原則に基づいていたから、こういう結果が出せていたんだな」と、その背景にある理論と結果が繋がりました。逆に、現職で課題だと感じていたことは、この原理原則がないからなんだ、ということにも気づくことができました。報酬(インセンティブ制度)についても同様で、前職の制度について考えてみると、完璧ではないと思っていたけれど、ある側面ではエラーが少なく、会社の戦略や目標と合っていたのだと、振り返ることもできました。これまでなんとなくやっていたことや、違和感を持っていたことが、原理原則と照らし合わせることでクリアになり、課題点に気づくことができました。
座学だけじゃない実践的ディスカッションと
米国・日本のHRの違い
− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?
1つ目は、座学だけではなくディスカッションがあることです。講師の話を聞くだけの受け身の講座ではなく、色々な企業の方と意見交換をしたり、ディスカッションをしながら学んでいくスタイルが非常に良かったです。
2つ目は、HRとしての原理原則を理解できる点です。講義の構成が、原理原則を明確に示し、目標に対する流れで理解できる構成になっており、とても納得しやすかったです。また、特別講座も魅力の一つでした。私が受講を決めた理由の一つでもありますが、米国企業と日本企業のHRの考え方の違いが理解できたのは、とても勉強になりました。外資系企業のHRとしてキャリアップを考えている自分自身にとっては、講座の内容がアメリカの理論をベースにしている点が非常に魅力的でした。
3つ目は、他社HRの方々とのネットワークを作れることです。残念ながら懇親会などにはあまり参加できませんでしたが、自分の会社以外の人と繋がりを作れる機会があるのも魅力だと感じました。
− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。
現職では、未経験の業界だったので、業界の知識や知見がゼロという状況で、企業カルチャーやスピード感も前職と全く違ったため、HRとして「この仕事で大丈夫なのだろうか」と自信が持てずにいました。しかし、講座の半ばごろから、「どこの会社、どの業界に行っても、HRの仕事は『正しい人材を適切な場所に配置する』ことなのだ」という原理原則が明確になったことで、HRとして大事にすべきことが明確になり、自信を持って仕事に取り組むことができるようになったと思います。
具体的な変化としては、役職が上の方々(部門の皆さんやヘッドの人たち)とも、しっかりとした議論ができるようになりました。以前は自分の立場が弱く、トップの意見になかなか言い返せないといった場面もあったのですが 、「確かにここは問題として主張すべきところだ」といった気づきが得られたことで、立場を超えて建設的な議論ができるようになりました。
また、講座のアサインメントでは、実務で実際に行っていた提案をテーマにしたので、講座の内容、特に原理原則を反映してダブルチェックを行うことができました。
HRとして自信を持ち
積極的に仕事に向きあう土台となる講座
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
HRBPを目指す人はもちろんですが、HRの仕事をしている人なら、誰でも持っておくべき基本的な知識が得られる講座です。HRの仕事は、決して総務部のオペレーションではないこと(HRとしての全ての仕事が結果に繋がっていること)が理解できるようになり、HRの役割への理解が深まると思います。そして、HRの仕事に自信を持ち、積極的に仕事に向き合えるマインドセットができる、土台になる講座です。また、HR機能のない中小企業や、経営サイドにいる方にもお勧めしたいです。人事の基本的な考え方が理解でき、サステナビリティ経営にも活かせるはずです。
