「心理的安全性とは何か?」 サマリーレポート

本レポートについて


「心理的安全性(psychological safety)」は、1999年、エイミー・C・エドモンドソン教授により提唱された言葉です。「チームメンバーに非難される不安を感じることなく、安心して自身の意見を伝えることができる状態」のことを指します。日本でも、2018年刊行の書籍にて、イノベーティブなサービスを創出するgoogleがチーム作りで大切にしている考え方として大いに話題になりました。日々のコミュニケーションや1on1の中で意識されている方も多いのではないかと思います。

一方、なぜ心理的安全性が注目されるに至ったのか、組織のパフォーマンス向上に影響するのかなど、言葉だけが一人歩きしている実態があるようにも感じます。たとえば「信頼」・「安心」と「心理的安全性」という言葉にはどのような違いがあるのか?心理的安全性の高い組織に「ストレス」はあってはいけないのか?等です。特に、理論が提唱された米国と日本とでは、労働環境や組織と個人の関係性などの違いがあります。

一体、「心理的安全性」とは何なのでしょうか?私たち日本で働く人たちに必要な事は「心理的安全性」が注目されるに至った背景や考え方、定義を正しく理解し、日本そして各社の環境に沿って解釈することだと、私たちは考えます。

本セミナーでは、早稲田大学商学部准教授 村瀬俊朗(むらせ・としお)様※を講師にお招きし、みなさんとともに「心理的安全性」を正しく理解し、チームづくりの上で必要なtipsをみなさんと一緒に考えたいと思い、「心理的安全性」を掘り下げました。

※村瀬さまはエイミー・C・エドモンドソン教授『The Fearless Organization(邦訳:恐れのない組織ー「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす)』の解説もなさっています。


セミナー概要動画

◆つづきはこちらから

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Who We Are

※所属・肩書は実施日当時のものです。


松澤 勝充

Masamitsu Matsuzawa

株式会社Every  代表取締役CEO

株式会社トライアンフで執行役員を経て留学しHaas School of Business, UC Berkeley(BHGAP卒業生) 卒業。2020年4月にEveryを創業し、UC Bekeleyの上級教授とともにアカデミックなHRを学べるHRBP養成講座を展開中。



村瀬 俊朗 様

Toshiro murase

早稲田大学商学部准教授

University of Central Floridaで博士号、専門はリーダーシップとチームワーク研究。

「The fearless organization」の解説を務める。


What We Discuss


  1. 心理的安全性とは何か

  2. 心理的安全性はなぜ注目されてるか?

  3. リーダーは何をすべきか?

  4. Q&A


Short Summary

Introduction


「チームとしての目標達成直前で大きなミスがあった時にリーダーはどう振舞うか?」という日常的なケーススタディを使いながら、皆さんと議論する時間を設けました。

なぜならば、心理的安全性の高い組織を作ることが目的化されている傾向があるからです。The fearless Organizationにおいても、強調されているのは「学習する組織を作っていきましょう」ということ。先活き不透明なVUCA時代において、市場競争に勝てる組織作りには「実行する組織ではなく学習する組織」が必要だとされているからです。

Q1:心理学的安全性とは「安心して働けるかどうか」「楽して働けるかどうか」「ストレスがない環境」ですか?


  • 多様なチームでの"連携"はそもそも負荷も高く、コラボレーション(連携)が非常に難しいという認識を持っておくことが大事。
  • ピクサーなどの映画開発プロセスをを事例に、心理学的安全性が高まることで、チーム内で意見を出しやすい雰囲気が生まれ、その結果、多様な意見、価値観が共有されることで、チームの創造性が高まる。
  • 心理学的安全性は組織の効率的な学習(主張→フィードバック→振り返りというサイクル)に求められる、あくまでもひとつの要素であり、「楽して働ける」ということとは同義ではない。

Q2:心理学的安全性はなぜ注目されているのですか


  • 市場の多様化、不安定化により、一つの専門性のみでは成功することが難しくなっていることが最たる理由。そのため、様々な意見・価値観・能力・経験の統合が競争の原点になる。
  • 多様な経験、専門性を持った人々が、意見を共有することが必要であり、それには、心理学的安全性が求められる。

Q3:リーダーは何をすべきですか


  • 行動の規範となること。ルールよりも周囲がどのように行動するか、という組織の風土が人の行動を決める。そのため、「相手の意見をバカにする」というような正しくない行動は指摘、是正する必要がある。
  • 傾聴すること。人は地位が上がると、周りの意見を聞かなくなる傾向がある。それを踏まえ、話の腰を折らない、積極的に質問するなどの態度が重要である。

登壇者後記 (From Every Inc. Masa)


  • 心理的安全性は全ての方にとって共感されやすいワードですが、それ以上に大事な問いは「どのような組織を作ることが競争優位性の原点になるのか?」という事だと思います。
  • 改めてこの組織創りという事を考えると大事な点は3つで、①メンバー全員が組織の目標に向かって動くという大前提は崩せない(目標に向かえないメンバーをケアする必要はない)、②リーダーは、メンバーの話を聞きながらヒントを見つけよう(傾聴と共感が大事)、③あなたのチームリーダーに何かを求めるなら、チームリーダーの良い行動を観察し、感謝し、推奨しよう(あなたもチーム創りにおける大事なひとり)。この3点でした。
  • 組織論、マネジメントの手法は唯一解がない領域ではあるものの、VUCA時代での外的環境を考慮すると「学習する組織が最も強い」、そんなことを強く感じた対談でした。

その他、所感はこちらから。

チーム作りや組織作り、さらにはリーダー育成にご興味をお持ちの方はぜひ弊社までご相談頂ければ幸いです。

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