越後 達也 さん

新卒でメーカーに入社後、11〜12年ほど営業職として大手生命保険会社や公的金融機関を担当。その後、事業計画部門で予算実績管理や投資案件の数値管理などに2年間携わり、2008年からは一貫して人材開発の仕事に従事。

所属部署は変わりながらも主に金融部門を担当しており、ビジネスユニットや全社レベルでの人材開発・組織開発にも携わる。現在は再び金融部門に戻り、約1300人規模の組織で人材・組織開発に取組んでいる。

※経歴はインタビュー時点(2025年4月)のものです。

仕事でもプライベートでも、最も大切なのはコミュニケーションや人との関係性だと感じており、それがしっかりしていれば、仕事は自然とうまくいくという考えを持っています。これまでもさまざまな学びを重ねてきましたが、NLPはその「人間関係のベース」になるスキルだと感じていたため、以前から興味がありました。

（前述の通り）人材開発・組織開発に関する学びはすでに一定のレベルで取り組んだこともあり、今回は違った視点を持つため、新たな武器としてNLPに挑戦したいという思いがありました。

他社のNLP講座も調べたうえで、価格や内容、そして事前面談での印象から、今回のリスキリング対象講座に魅力を感じて受講を決めました。講師の井川さんとの面談を通して、「ここで学びたい」という気持ちが固まりました。

4ヶ月間の講座で特に印象に残ったのは、LABプロファイルです。多くの管理職がこの視点を持ってメンバーと関われるようになれば、より良い関係性やマネジメントが可能になると強く感じました。

また、アンカリングも非常に印象に残っています。ただの「おまじない」のようなものではなく、前向きに行動するための実践的なツールとして、緊張の緩和など日常でも活かせると実感しています。

さらに、「購入のストラテジー」のワークも印象的でした。物を買うときのパターンを探るという内容でしたが、それに限らず、人がどのように意思決定するかという観点で応用が効くスキルだと感じました。成功パターンを分析し活用するという考え方は、今後さまざまな場面で役立つと思っています。

講座の魅力としてまず感じたのは、講師である井川さんの「場づくりの上手さ」です。受講生が話すことに対して遠慮や躊躇を感じさせない雰囲気をつくってくださったことで、安心して適度にリラックスしながら発言できた点がとても良かったと感じています。

また説明も分かりやすく、講義と実演のバランスが非常に良かったことも、理解を深めるうえで効果的でした。

加えて、今回は受講生が少人数での開催だったため、一人ひとりがしっかり参加できる環境だったのも魅力でした。人数が多いと発言しにくくなったり、自分が話さなくてもいいかと思ってしまったりすることがありますが、今回はそのようなこともなく、まとまりのある良い雰囲気だったと思います。

講座を通じて、自分がこれまで無意識にやっていたことが、NLPの理論として整理され、「ああ、これはこういう意味だったんだ」と気づく場面が多くありました。受講前は感覚的にやっていたことも、今は「意識して使ってみよう」という姿勢に変化しています。

また、自分自身の成功体験や価値観、ルールに基づいて他人にも同じように接してしまうことがあったと感じていて、「人はそれぞれ違う」という視点を、以前よりも強く意識できるようになりました。こうしたマインド面での変化は、今後の人との関わり方にも良い影響を与えてくれると感じています。

この講座は本当に誰にとっても役立つ内容だと思いますが、特におすすめしたいのは「部下を持つ管理職の方」です。コーチになる・ならないに関係なく、日々のピープルマネジメントにおいて、NLPやLABプロファイルの知識は確実に力になります。

メンバーとの関係性をより良くしたい、相手のタイプに合わせたコミュニケーションができるようになりたい――そんな思いを持っている方にとって、この講座で学べる内容は大きな支えになるはずです。

迷っているのであれば、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。実際に体験してこそ得られる気づきや変化がありますし、それが自分自身だけでなく、周囲の人たちにも良い影響を与えるきっかけになると思います。