Change Agent養成講座受講者インタビュー:S.Sさん - 株式会社Every

Profile

S.Sさん

心理の専門職として、主に企業の従業員に対し、自己理解、他者理解、コミュニケーションの観点から、人材育成やチームビルディングなどの支援を経験。チームメンバーの強みを活かすオンボーディング支援や、部下の本音を引き出す1on1の導入支援、傾聴スキルのインプットなど、企業人材の育成や活躍のサポートで経験を積んだ後、大学の研究機関へ転職。研究運営やサポートなど、民間企業とは異なる組織の運営や改革にも挑戦し、個人への支援から組織全体のサポートまで幅広く担っている。

※経歴はインタビュー時点のものです。


個へのアプローチをより効果的にするために
組織全体にアプローチできる視点と知識が必要

− 受講のきっかけを教えてください。

この講座を受講したきっかけは、心理の専門職として個人の変容を支援する中で、個人へのアプローチだけでは変えられない環境や壁があると感じたからです。これまで個別コーチングや研修を通じて、「個人」を対象にサポートしてきましたが、関わることができる時間が限られてしまったり、本人の行動変容を阻害する環境要因まで踏み込んでサポートするのは難しい場面もあるという課題意識がありました。例えば、素晴らしいアイデアや行動変容を促すスキルをインプットしても、組織文化や上司のマネジメントスタイルがネックとなり、なかなか実践に結びつかないケースもあり得ます。そこで、個へのアプローチをより効果的にするためには、組織全体にアプローチできる視点と知識が必要だと強く感じるようになったのです。

また、大学の研究室で組織運営に携わる中で、個人だけでなく、集団や組織についても体系的に学びたいという気持ちが芽生えました。これまでは個人のモチベーションやスキル向上といったミクロな視点が中心でしたが、組織というマクロな視点から物事を捉えることで、より多くの人に、より深いレベルで貢献できるのではないかと考えました。そんな中、たまたま知人がこの講座を教えてくれ、まさに私が求めていた「個と組織を両輪で捉える」ための理論と実践を学べる場だと思って、受講を決めました。

これまでの経験や自身の内面を振り返るきっかけになった

− 印象に残っている講義を教えてください。

組織変革の全体像を学べたことが最も印象に残っています。特に、組織を変えるにはまず身の回りの仲間を増やすことが大切であり、そのためには個への理解が重要だということを、学術的な根拠をもって教えていただいた点は、心理職としての私の経験と重なる部分が多く、深い納得感がありました。

心に残っている講義の一つは、「無意識の期待」という概念です。自分自身が組織に対して無意識に抱いている期待が叶えられないと、組織への不満につながるという内容で、ハッとさせられました。この講義を通じて、自分が無意識のうちに抱えていた期待や、それが満たされないことによるフラストレーションを客観的に見つめ直すことができ、自分自身の内面を深く振り返る良いきっかけになりました

組織を考える上では、個別のカスタマイズだけでなく、全体としての公平公正感が重要だという視点も、これまでの私にはなかったものであり、非常に印象的でした。個々のメンバーの気持ちに寄り添うことと、組織全体のルールや公平性を両立させることの重要性を学び、複雑な組織課題を多角的に捉える力を養うことができました。

また、私はEvery HR Academy Platform(e-Learning)も同時に受講したのですが、その中にHRBP養成講座があり、そちらの内容もとても印象的でした。特に、企業人事の目線で組織の目指すべき方向性や考え方を理解できたことは貴重な学びとなりました。組織と人の関係について本質的に考えるヒントがもらえましたし、私自身の今後のキャリアについても考えるきっかけになりました。

「主観」ではなく「根拠」に基づく行動で
人に伝えることができるように

−Change Agent養成講座の魅力を教えてください。

1つ目は、捉えどころのない「組織」というテーマについて、学術的根拠に基づいて体系的に学べる点です。心理学のバックグラウンドを持つ私にとって、これまでの経験がなぜうまくいったのか、あるいはうまくいかなかったのかを、理論的な枠組みで理解することができ、非常に深い納得感が得られました。例えば、ジョン.P.コッターの「8段階変革プロセス」など、組織変革の「王道」となるモデルを学ぶことで、自身の経験を客観的に位置づけられるようになりました

2つ目は、丁寧なフィードバックがあることです。講義中に頻繁に行われるディスカッションを通じて、自分の考えをアウトプットする機会が多くありました。それに対して、講師の方が一人ひとりに丁寧なフィードバックをくださるため、学んだ内容と自分自身の考えをすり合わせることができ、理解がより一層深まりました。一方的に知識をインプットするのではなく、実践的な視点で自分の思考を鍛えることができたのが大きな収穫です。

3つ目は、受講生同士の「横のつながり」です。普段の仕事ではなかなか関わることのない、多様なバックグラウンドを持つ方々と、同じテーマに関心を持って関係性を築けることは、非常に貴重な経験でした。受講生の中には、全く異なる業界や職種の方がいて、それぞれの現場での課題や取り組みを共有し合うことで、自分だけでは得られない学びや気づきがありました

− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

受講前は、組織での立ち回り方や課題解決策を、自分自身の経験と勘に基づく「主観」的でオリジナルなやり方で考えていました。もちろんそれでうまくいくこともありましたが、なぜうまくいったのか、他の人にも再現できるのか、という問いに対して明確な答えを持てていませんでした。しかし、この講座を受講してからは、組織変革の理論やフレームワークを体系的に学んだことで、自分のやり方の「良いところ」や「今後さらに伸ばせる部分」が明確になりました

また、「主観」ではなく「根拠」に基づいて行動できるようになったことも、実践に繋がる変化だと感じています。これまでは「たぶんこうだろう」という感覚で施策を提案していましたが、講座で学んだ「王道のやり方」を身につけたことで、「こういう理論に基づいて、このステップを踏むことが重要です」と論理的に説明し、人に伝えることができようになったと思います。

根拠を持って、やりたいことを進めていく
自信を持つことができる

− 最後に、Change Agent養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

もしこの講座に少しでも興味があるなら、ぜひ受講してほしいです。この講座では、組織変革の全体像を学べるだけでなく、受講生自身の課題や悩みにも丁寧なフィードバックをいただけます。受講後は、これまでの経験を客観的に見つめ直し、今後どうすべきかという指針を得ることができます。また、やりたいことや施策に対して、根拠を持って自信を持って進めることができるようになります。個人へのアプローチから組織全体を動かすことに興味がある方には、特におすすめです。

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