Profile
情報通信業 H.Oさん
一社目では営業としてキャリアをスタート。その後、新卒採用や組織開発に携わり、人と組織に関わる領域で経験を積む。
現在は二社目となるIT領域の事業部門に所属し、現場に近い立場で業務に従事。2025年からは部署内の人事担当として、採用要件の整理、面接評価基準の設計、面接対応、目標設定・評価運用の企画などを担う。
※経歴はインタビュー時点(2026年4月)のものです。
現場で採用・組織づくりを担う中で
知識のアップデートが必要だった
− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。
受講のきっかけは、現場の中で採用や組織開発の役割を担う必要性が高まったことです。私自身、過去に採用や組織開発に関わった経験はありましたが、直近でずっと人事職にいたわけではなく、その経験も数年前のものでした。だからこそ、いまの状況に向き合ううえで、感覚や過去の経験だけでは足りないと感じていました。
当時は、会社の中でも組織改編があったり、さまざまな変化が重なっていた時期でした。人事部門も運用で手一杯な状況があり、現場の中で採用戦略を考えたり、組織をどう強くしていくかを考えたりすることに十分なリソースが割かれていなかったんです。一方で、私の所属部署としては「組織をもっと強くしたい」という意向が明確にありました。そこで、これまでの経験を生かしながら、採用や組織開発の支援を自分が担えないかと考え、上司に相談しながら動き始めました。
ただ、実際に進めていくと、自分の考え方が本当に妥当なのか、今の時代に合っているのかという不安もありました。経験はあっても、体系的に学んだわけではありませんでしたし、ここ数年の人事のトレンドや考え方も改めて押さえたいと思ったんです。実務の中で必要性を感じたからこそ、知識をきちんとアップデートしたい。その思いが強くなり、今回の受講を決めました。
また、仕事と両立しながら学ぶ必要があったため、時間に縛られず受講できるE-learning型を選びました。実務に必要な内容を、自分のペースで取り入れられる点も決め手でした。
“すべてはつながっている”と理解できた瞬間
実務に確信が持てた
− 受講期間を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。
特に印象に残っているのは、会社の目指す方向や戦略と、人事施策や採用要件がすべてつながっているという考え方です。講義の中で、経営や事業の方向性から、組織づくり、人材要件、採用の評価基準まで一貫して設計していくことの重要性が示されていて、それがとても腹落ちしました。
ちょうど私は実務の中で、部署内の中途採用における評価基準をつくっていた時期でした。会社として以前から使っている基準はあったのですが、それがかなり前につくられたもので、直近で変わった人事制度や評価の考え方とうまく接続できていない感覚がありました。そこで、部署内では新しい評価制度で大切にしていることを採用の評価項目にも反映させる形で、基準をつくり直していたんです。
ただ、その進め方が本当に妥当なのか、自分の中では確信が持ちきれていませんでした。そんな時に講義の中で、会社の方針や戦略から必要な人材像に落とし込んでいく考え方が示されて、「自分がやろうとしていたことは間違っていなかった」と思えました。実務と理論がつながったことで、自信を持って意思決定ができるようになったのは大きな変化でした。
また、キャリアに関する考え方も印象的でした。職種ごとの経験だけではなく、抽象化されたスキルを掛け合わせてキャリアを広げていく視点に触れたことで、自分自身の考えや問題意識も整理されました。実務だけでなく、自分のキャリアの捉え方にも影響を受けた講義でした。
実務にそのまま使える知識と
自分の考えを裏付ける理論
− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?
一つ目は、幅広いテーマを学べることです。私は当初、HRBPに近い役割を現場で担いたいという思いから受講を始めましたが、実際には評価制度の設計、採用、面接官トレーニング、チェンジマネジメント、人事データ分析など、その時々の業務に応じてさまざまな講座を横断しながら学ぶことができました。実務のタイミングに合わせて必要な内容を選べるので、「学んだことをすぐ使える」という感覚がとても強かったです。
二つ目は、体系的に整理された知識を得られることです。現場で人事に関わっていると、「こうした方がいいのではないか」という感覚は持てても、それを説明したり、人を巻き込んだりするための根拠が不足しがちです。この講座では、人事や組織づくりの考え方が構造的に整理されていて、自分の中にあった感覚を言語化し、裏づけを持って捉え直すことができました。単なるノウハウの詰め込みではなく、考え方の土台をつくれるところが良かったです。
三つ目は、質問や相談ができる環境があることです。私の場合、社内で人事の専門性について壁打ちできる相手がほとんどいませんでした。人事部門は運用で忙しく、所属部署にはそもそも人事の知見を持つ人がいない。だからこそ、外部に相談できる場所があることはとても心強かったです。講義でインプットしたことを、実務に照らしながら相談できるので、知識を得るだけでなく、自分の実務に引き寄せて考えられる。この点が、この講座ならではの大きな魅力だと思います。
− 受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化は
ありましたでしょうか。具体的な変化がありましたら教えてください。
受講後の変化として一番大きいのは、実務に対する自信が持てるようになったことです。部署内の採用や評価の仕組みづくりを進めていくなかで、会社全体の人事の考え方とは必ずしも一致しない部分もあり、本当にこの方向で進めていいのか、不安を抱えながら手探りの状態でした。講座を通じて、複数の視点や理論を知ることができたことで、「自分の考え方には一定の妥当性がある」と思えるようになったのは大きかったです。
実践面で特に役立ったのは、面接官トレーニングに関する講座です。ちょうど部署内で新しく面接官を担う課長が出てきたタイミングだったので、そのオンボーディングや説明資料づくりに学びを活用しました。面接の基本的な考え方や、押さえるべきルールを整理する際にも、講座で学んだ内容が大いに参考になりました。
また、中途採用の選考フローを考える際にも、講座の内容が判断の軸になりました。たとえば構造化面接は、さまざまな手法の中でも妥当性の高い方法として講義で扱われていましたが、そうした知識があることで、「この設計でいこう」と自分の中で納得して決めることができました。単に知識を知って終わるのではなく、実務上の意思決定の支えになった感覚があります。
“自分なりの答え”を持ちたい人にこそ、価値のある学び
− 最後に、Every HR Academy Platformをご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
会社の中には、それぞれ「こう進めるのが当たり前」というやり方や前提があると思います。もちろんそれに沿って進めることは大切ですが、人事は人を扱う仕事だからこそ、答えが一つではないとも感じています。だからこそ、いろいろな視点や考え方を学んだうえで、「自分はどうしたいのか」「どんな組織をつくりたいのか」を持ちたい方には、とても良い講座だと思います。実務に生かせるのはもちろん、自分の考えに根拠と自信を持てるようになる学びだと思います。
