HRBP養成講座受講者インタビュー:株式会社メルカリ Merpay HR Planning 田中 マヤ さん - 株式会社Every

Profile

株式会社メルカリ Merpay HR Planning 田中 マヤ さん

Merpay全体のタレントマネジメントやD&I促進、育成施策などのリテンションに関わる施策全般を担当。

※経歴はインタビュー時点のものです。


「The 日本」の人事ではなく、グローバルな取り組みを学ぶ

− まず、今のお仕事について教えてください。

現在は、メルカリの関連事業会社であるメルペイにおいて、主にコーポレート部門のHRBPを担当しています。採用はもちろん組織領域も一部担当しており、組織を横断したDiversity & Inclusion推進・エンゲージメント向上にむけた取り組みにも携わっています。

前職では社長秘書やリロケーションコンサルタントとして働いており、メルカリにジョインした当初(2018年7月)はグローバルオペレーションチームの通訳がメインミッションでした。ただ、評価FB面談の通訳に携わる中で組織の成長と評価制度のアンマッチを感じていたりと、人事における課題に直面する機会はあったように思います。

その後メルペイに異動してからも、Diversity & Inclusionを浸透させるためのプロジェクトに参画し、推進のために経営会議に参加したり、評価制度を作るプロジェクトに携わったりと人事に携わる機会があり、最終的にディレクターやCHROからの誘いもあって今年の二月からHRBPに就任したという経緯です。

− 本講座を受講されるきっかけや動機は何だったんでしょうか。

人事・HRとして次なる成長のために「今の私に足りないものは何か」を尋ねたことがあったのですが、その時に「HRに関するナレッジだ」とフィードバックを頂きました。ちょうど機会を探していたところ上司からこの講座の紹介を受けたことが直接のきっかけです。

− なぜ、EveryのHRBP養成講座を選択されたのでしょうか。

体型的に学ぶのは本では難しい面がありますし、そもそも私たちメルカリは日本の会社ながらグローバルを目指している会社です。「The 日本」の人事ではなく、グローバルな取り組みを学びたいと思っていたのと、この機会に他の会社の人事の方とも意見交換できるといいなと思っていました。社内にも多様な人材はいるものの、どうしても経験が似てきてしまい、斬新なアイデアは出づらくなります。その点、事業のフェーズ、会社規模が異なる人事の方と議論することは視野を広げてくれますので、ある種の「壁打ち相手」として話せる方と出会えたらいいなと感じていました。

その点で、この講座ではグローバルな原理原則に触れながら、異なる課題や悩みを持つ人事の方と議論することができ、ピッタリだと感じたのです。

客観的な立場から、人事としての悩みや課題を相談できる仲間

− これまでの講座で最もインパクトがあったテーマは何ですか。

Day2の「採用・選考」でしょうか。特に構造化面接の大切さ・有効性は目から鱗でした。これまで面接官として採用に携わることはあったのですが、このような基礎的な考え方を知りませんでしたし、この考え方を取り入れられれば面接官としては非常に楽なのではないか、現場にも意味のある方法なのではないかと感じています。

採用は特に、人事に関するテーマはポジションによってさまざまな目線で語られがちです。だからこそ、面接等に携わる方には「あなたのチームに足りない人は・足りないスキルは?」ということを心がけていただくようになりました

− 仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

あらゆる人事施策はビジネスの成功のために行うのだ、ということを強く意識するようになりました。採用であれば採用人数、評価ならば期間内にどれだけもめずに終えるか、という目先のゴールを意識しがちですが、自分のいる組織・ビジネスが目指していることにどう繋がるのか、パフォーマンスにどう影響するか、このテーマに向き合おうと思います。

同時に、ビジネスの戦略やプロセスを理解しよう、把握しようというモチベーションが湧き、実際にそのような行動が増えたと思います。採用一つとっても、要件のすり合わせはもちろんながら、その実務、やりがい、大変さ、ビジネス戦略を実現する上での役割を理解し、それをベネフィットのアピールポイントやカルチャーを伝える動機付けに繋げ、JDとして落とし込んでいく。JDはまず現場の方に埋めてもらっていますが、いずれは私自身がJDを書けるよう理解を深めたいと感じています。

− HRBP養成講座の魅力は何でしょうか。

他社のHRと繋がることができる点です。自社から離れた立場から客観的に自分や自分の組織を見てくれて、しかし人事としての自分の悩みや課題感を分かってくれる人に相談できる関係性を築くことができたことは私の中で大きな財産です。

また、各回に宿題としてテストと振り返りコメントをする必要があり、最後にはアサインメントとしてアウトプットする機会があったこともよかったです。復習の機会になりましたし、講義で終わるとインプットが定着しません。このプロセスがあったからこそ日々の仕事の中で学びを思い返し、日々の実践に繋がったのだと思います。

もう一つ、海外のやり方を学べたことも期待通りでした。全てをすぐに実践することはできませんが、あるべき論として目指すべき場所がどこなのか、学術的な観点から教科書としての回答をもらえたことは自信につながりましたし、人事のチームや経営を説得しやすくなりました。

普段の仕事で使えるナレッジを習得できた

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

普段の仕事で使える材料・ナレッジを習得することができましたし、HRの仲間が増え、ネットワーキング観点でも非常によい講座でした。私自身、同僚や他社の人事の方にも薦めています。

皆さんが一歩踏み出されることを心より応援しています。

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