HRBP養成講座受講者インタビュー:横河電機株式会社 人財総務本部ビジネスパートナー統括部 新田 彩佳さん - 株式会社Every

Profile

横河電機株式会社 人財総務本部ビジネスパートナー統括部 新田 彩佳さん

新卒で横河電機株式会社に入社し、人事部で育成、D&I、戦略企画などを経験。教育・タレントマネジメントシステムの運用と展開を長く担当する。2020年7月に新設の人財総務本部ビジネスパートナー統括部に、翌年4月に異動し、事業部のHRBPとして従事。

※経歴はインタビュー時点のものです。


パフォーマンスを意識し、ビジネスに紐づいた人事施策で組織を成長させたい

− まず、今のお仕事について教えてください。

人財総務本部ビジネスパートナー統括部に所属し、HRBPとして事業部を人事面でサポートしています。人事に関する組織のあらゆる課題を解決していく役割を担っています。

− 受講のきっかけを教えてください。

上司からHRBP養成講座を勧められたことが大きなきっかけです。私自身、人事を9年ほど経験していますが、特定の機能の一部に携わってきただけで、人事領域全般のことは理解できていませんでした。また、「HRBP」とは何かが、自分の中で定まっていません。

人事を包括的に、そしてHRBPの役割を学べるこの講座をぜひ受講したいと思いました。

− 受講された感想を教えてください。

受講前は人事のことや会社のビジネスなどをいろいろと聞かれたら、しっかりと答えられるのか、ついていけるのかという不安はありました。しかし、人事以外のバックグラウンドを持つ方も多く受講されており、また、とても発言しやすい雰囲気だったので、不安はなくなりました。

さらに、様々なバックグラウンドの方とお話する中で、「人事が何でこの施策をやっているのかわからない」と言われ、自社の社員にも伝わっていないのだろうなとハッとさせられました。

どんなにいい制度を入れても、社員が理解し、しっかりと運営しないと機能しません。人事とそれ以外の社員との相互コミュニケーションが不足していることも気づかされました。

また、全てオンラインでの受講だったので、移動時間もなく、その上、講義の中身も大変面白かったです。

人事は“市場競争に勝てる組織”を
目指すこと

− 印象に残っている講義を教えてください。

特に印象に残った講義は2つです。

1つは、人事の役割や考えるべきことについて学んだ講義です。

最初の講義で、HRが考えることは「HRの施策を通じて“市場競争に勝てる組織”を目指すこと」、そして「HRのミッションは、『適切な人が適切な場所で適切な仕事をする』ことを実現する。」と学んだことです。当たり前のことですが、人事の活動はパフォーマンスに結び付いているということに改めて気づかされました。

私たちの活動は本当にビジネスに紐づいているのか、目の前の活動に一生懸命で、意外と考えられていなかったのではないかと、振り返るきっかけになりました。今は、常に「ビジネスに紐づいているか」という原点に立ち返ろうと意識しています。

もう1つは、その課題を解決することで、その事業部がどのように良くなるのかを考えるようになりました。例えば、「人が足りない」という課題に対して、「人数を増やせば組織の成果が上がるのか」あるいは、「その社員を補充して、その社員は新しい組織でパフォーマンスを上げられるのか」ということまでを踏まえた効果的な解決策を出せるようにしたいと考えています。

− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

「パフォーマンスの向上に紐づいた活動」を意識し、もっと新しいことに挑戦してみたいと思うようになりました。

データを重視して判断する講義を受け、改めて「数字」の大切さを実感しました。受講後に今後3年間の事業部の人件費のシミュレーションを行う機会があり、データによる説得力を改めて実感しました。

これまでもデータを基にして施策を考えていましたが、これまで以上に指標や数値を重視した施策を考えるようにしています。

− HRBP養成講座の魅力はなんでしょうか。

グローバルで使われている人事領域の“原理原則”を満遍なく学べるところが魅力です。学んだ“原理原則”をもとに、自社はどうしているのかを考えるようになりました。

そして、受講と並行して、自社でも使えそうな考えは職場や上司にフィードバックして、どんどん取り入れていくという、実践的なところですね。

一歩先を見て考えるための武器を学べます

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

HRBPという役割を担っている人だけでなく、会社の制度をよくしていく役割を担っている皆さんにお勧めできる講座です。

HRBPとしての必要な知識が学べるだけでなく、“深く考える”訓練ができます。そして、目の前の課題だけでなく「一歩先を見て考えるための『武器になる情報』を得られると思います。

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