HRBP養成講座受講者インタビュー:製薬会社 人事本部 採用部 斉藤 智子 さん - 株式会社Every

Profile

 製薬会社 人事本部 採用部 斉藤 智子 さん

大学卒業後に商社へ入社。人事総務に配属され、1年間、人事全般を担当。その後、税関とのやりとりや在庫管理などのロジスティックスを2年間、営業部門で国内の鉄を輸出する業務などに携わった。現職へ転職し、営業に2年間、1年間の産育休を取得。復職後、営業戦略のプロジェクトに参画し、自身のキャリア10年目という節目で「初心の人事に戻りたい」と思い、社内公募で人事本部へ異動し、現在に至る。

※経歴はインタビュー時点のものです。


社内公募で人事へ。育児が落ち着いたタイミングでの学び直し。

− まず、今のお仕事について教えてください。

人事本部で、新卒・キャリア採用など採用全般を担当しています。最近は、新卒で採用した新入社員の導入研修にも携わっています。

− 受講のきっかけを教えてください。

これまで領域を限定して人事を経験してきましたが、「体系的に網羅的に人事を理解できていないのではないか?」という課題がありました。さらに、「どこに行けば自分のやりたいことができるのか」というもやっとしたキャリア的な悩みもありました。ちょうど、育児が少し落ち着き、時間的にも少し余裕が出てきたタイミングでもあったので、課題や悩みを解決したいと思い講座の受講を決めました。

このEvery HR Academyの受講を決めた大きなポイントは「人事のグローバルスタンダードを体系的に学べる」ということ。また、私は、育児をしながら、滋賀県からの参加だったので、「土曜日の朝にオンラインで学べるところ」もよかったです。勿論、「受講料が高額ではない」という事も大事なポイントでした(笑)

実は、同じ会社に所属する先輩がこの講座を受講しており、彼女の推薦があったのも受講を決めた要因の1つです。

人に寄り沿って課題を解決するだけではなく、ビジネスに提案できる人事へ

− 印象に残っている講義を教えてください。

ピープルアナリティクスが特に印象に残っています。今まで、人事部は感情で人に寄り添うことが大切な部署だと思っていましたが、そういった感情的な部分だけではなく、原理原則や数字を使って定量的に話せる人事は強いと感じ、今後、勉強していきたいと思いました。

特別講演で杉田さん(*)が仰っていた「トラブルシューティングはマイナスをゼロにするだけ。ビジネスに対してプラスに働く提案を持って行く人事になってください。」という言葉は、とても心に刺さりました。改めて、トラブルを解決していくだけの人事ではいけないと再認識しました。

*アステラス製薬株式会社 EVP, Head of HR 杉田 勝好(すぎた かつよし)様は、第五期の特別講演者としてお越しいただきました。

人事を「感覚論」ではなく、「原理原則と数字」で話すようになれる。

− HRBP養成講座の魅力を教えてください。

この講座の魅力はたくさんありすぎてお話しきれません。その中でも、特に魅力的だと感じたのは、以下の3点です。

まず1つめは、「人事としての良き仲間に出会えるということ」です。人事から会社や組織をよくしたいという志を持った人たちと一緒に学び、人脈を作れたことは非常に大きな財産になりました。

2つめは、「プログラムの設計の仕方」です。特に、毎回の振り返りとレビューがとても有益でした。参加者同士でも振り返りを共有するので、原理原則を学んだ後に、自社が取り入れられているところ、できていないところはどこかを毎回振り返ることができました。更に、この講座では、グラウンドルールを設定・確認してから講義が始まるのですが、その内容は新入社員研修に早速取り入れました。

3つめは、「特別講演」です。私が参加したタイミングでは、プログラムアドバイザーのCrisitina G Banks、Salesforceの鈴木さん、アステラス製薬の杉田さんにお話し頂きましたが、とても贅沢な時間でした。人事として、現役で働いているエクゼクティブの方々の話は自身の業務においても、人事としてのキャリア形成においても非常に参考になりました。

− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

「斉藤さん、この件について、一般的な考え方はどう?」

「斉藤さん、この件について、何か参考となるデータや理論はある?」

と聞かれるようになりました。人事は、人脈と経験と勘中心の仕事だとみられることがあるので、原理原則を学び、きちんと検証された理論や知識を持っている事は私の武器になっているかもしれません。以前は、私も感情で動いていたタイプだったのですが(笑)、ビジネスサイドに提案していく人事として、理論や根拠をもって会話できるようにしようと心がけるようになりました。

さらに、私が実際に経験して印象深かったディスカッションをチームでの会話にも活用しました。リモートワークが当たり前になって以降、中途入社のメンバーとのコミュニケーションは今まで通りとはいきません。ですので、「差別と評価の違いは何か?」というディスカッションをしたり、採用の原理原則をチームに共有したりとチームビルディングにも活用できています。

人事経験の有無や長さを問わず、皆さんに受けてほしい講座

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

何よりも人事の世界におけるグローバル・スタンダートを学べる点がとても魅力的です!

また、人事において様々なレベル感の人が一緒に学びあい、成長しようという環境だったので、人事経験の有無にかかわらず、躊躇なく、受講をお勧めします!

お問合せはこちら
お問合せはこちら