Profile
草原 敦夫 さん
弁護士事務所にて弁護士としてコーポレート・ガバナンス、ベンチャーファイナンス、会社訴訟・非訟、M&Aその他企業法務一般に従事した後、スタートアップ企業に法務責任者として参画。
2022年より法務に加え、組織・人事の領域も所管することとなり、現在は採用、人事制度の改訂・運用、インナーコミュニケーションなどに尽力している。
※経歴はインタビュー時点のものです。
組織の方針を明確に従業員へ届けるためのインプット
− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。
事業の成長に伴い、より強い組織を作っていくために、組織の方針や方向性を検討し、社員に明確に伝えていく必要性があると考えました。
そのためには、自分の中に人事の体系的な知識をしっかりとインプットしたいと思い、人事領域を網羅的に学べる講座を探していました。
知人からこの講座をお勧めされて、カリキュラムなどを見たところ、自分が求めている内容とマッチしていていたので、すぐに受講を決めました。
オンボーディングの4C 枠組みを用いた課題の整理
− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。
Day1「これからのHR」は、とても示唆に富んでいると感じました。
この講義の数カ月前に自社のパーパス改訂があり、それを受けて長期的な視点で、組織をどのように変えていくか方針を策定しているタイミングに、ちょうどこの講義に当たったというのも、印象に残っている要因の一つだと思います。
世界のトレンド、日本のトレンドを捉えたうえで、人事は何をしていくべきなのか、強い組織には何が必要なのか、思考を深めるためのとても良いインプットになりましたし、視座が高まりました。
また、Day2「採用&選抜」の回は、納得度がとても高く、思考が整理されていくのを感じました。
特に「オンボーディングの4C」という考え方が印象に残っていて、もともと感じていた自社のオンボーディングにおける課題を、枠組みで整理して理解できたので、これから取り組むべきことが明確になりました。
※オンボーディングの4Cについては、こちらをご参照ください。
特別講演は、高い視座と考え抜かれた
人事の哲学に触れる貴重な時間
− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?
一つ目は、人事戦略、組織戦略の全体を俯瞰しながら、何を押さえるべきか、道筋を立てられるようになることです。
講座の受講によって思考の土台が作られたことで、人事に関連する情報や書籍を、これまでより良質にインプットすることができると感じています。
二つ目は、特別講演です。
現役人事エグゼクティブの講演を、少人数で聞くことができる機会はとても貴重でした。
トップ企業のエグゼクティブ人事として活躍されている方だからこその、高い視座と考え抜かれた人事の哲学に触れることができて、とても刺激的でした。
三つ目は、人事の横のつながりが広がることです。
もともと人事バックグラウンドでなかったこともあって、これまで人事のネットワークはもてていなかったので、同じ悩みを共有できたり、別の視点からヒントを得たりできるコミュニティができて、ありがたいと感じています。
− 受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化は
ありましたでしょうか。具体的な変化がありましたら教えてください。
この講座を通じて、特に自社のオンボーディングにおける課題が明確になったので、オンボーディングプログラムの改善を実施しました。
具体的には、文化適合を意識的に行うために、入社者に対し代表から自社のパーパスについて説明する機会を設けたり、新入社員がパーパスを自身の想いや業務に接続するといった取り組みを行っています。
そのアウトプットを通じて相互理解が深まるなど、良い影響があったと感じています。今後もアンケート等で効果を測りながら、継続的に改善していきたいと考えています。
また、ピープル・アナリティクスは私にとっては全く新しい知識だったのですが、科学的に人事施策を考えていく上では非常に有意義だと感じましたので、引き続き勉強していきたいです。
同じ志を持つ人の中で、刺激を受け合い
学び続ける場
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
人事の専門性を磨き、それを活かして事業に貢献したいと思う人にとって、非常に良いインプットの場です。
また、同じ志を持つ人が集まる場でもあるので、刺激を受けながら学び続けることができます。
そういった環境で学ぶ意欲のある方には、ぜひ受講をお勧めしたいです