HRBP養成講座受講者インタビュー:トレノケート株式会社 伊橋俊一さん - 株式会社Every

Profile

トレノケート株式会社 管理部 伊橋 俊一さん
新卒で人材紹介・派遣・求人広告などの採用支援サービスを行う企業に入社し、営業職としてキャリアをスタート。営業組織のマネジメントや新規事業の責任者・役員まで務め、ビジネスサイドでのキャリアアップを実現した後、2023年12月に現職の社内HRとして転職。新たな挑戦として、採用やエンゲージメント向上、人事制度の見直しなど、幅広い分野に取り組んでいる。

※経歴はインタビュー時点(2024年9月)のものです。


HRの原理原則を学び
アウトプットの質を高めたい

− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。

人材業界出身ではあるものの、これまでの経験や書籍からの知識だけではやはり偏りがあると感じており、もっと質の高いアウトプットに繋がる学びを得たいと考えていました。HR職として新たな挑戦をする中で、考慮すべき内容やアプローチ方法、物事の進め方には大きな違いがあると思います。採用だけでなく、等級制度の見直し、バリューの浸透など、幅広いHR領域で自信を持って意思決定するためには、もっと知識を深める必要があると思い、学びの場を探してしていたところ、こちらの講座を発見しました。

他にもいくつかのセミナーや講座を比較検討していましたが、まずはこの講座のテーマでもある「HRの原理原則を体系的に学べる」という点が、自分のニーズにマッチしていました。また、自分自身の学習スタイルを考えると、動画視聴して学ぶものよりは適度にアウトプット機会があるものが良いと思っていた点と、決まった時間に集合し、ディスカッションする機会があるなど、インプットとアウトプットの両方があり、モチベーションを維持しつつ取り組めそうという点も決め手でした。

HRでも数値で把握し
意思決定することが大事

− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

1つ目はPeople Analyticsの回で、「数字で把握し、検証し、意思検定することが重要」である、というのがとても印象的でした。そうすることによって、問題特定の精度も上がりますし、課題の打ち手も的確になります。解釈のズレが生じることも減り、周囲に打ち手を説明する際の納得感も高まると考えると、本当に大事なことだなと思いました。この点は、前職で営業組織のマネジメントをする際にも実践してきたことなので、とても納得感があり、HRであっても各プロセス・分野で数値化できるポイントは沢山あるなと感じています。採用だけでなく、退職率や定着率、労働生産性、欠勤率とパフォーマンスの相関関係など、把握・検証したい項目が多数あり、今後は重点的に取り組んでいきたいことの一つになりました。

2つ目は、採用がテーマの回で「選考の原則」として出てきたキーワードで「将来の行動を予測するのは過去の行動」であるというのも、印象に残っています。面接していると候補者からは「頑張ります!」や「これをやりたいです!」といった言葉をよく聞くと思いますが、それよりも「どんな目標に対してどんな行動をとってきたのか」「自分を成長させるためにどんな習慣を持っているのか」を聞くべきで、それを把握することによって採用マッチングを判断することができるというのが、とても納得できました。これも、実際に面接の場でとても意識していることです。

3つ目は、アメリカでHRが最初に学ぶのは「法律」である、というのも印象に残っています。これは自分の視点にはないものだったので、とても興味深かったです。今まさに自分も労務関連の勉強を進めていますが、法律に関しての知識がないと自信を持って意思決定できないし、周囲の人に不安を与えてしまう可能性があるなと思いました。日本のHRで最初に労働法まわりを学ぶというのは少ないのではと思いますが、実際にHRとして問題と向き合った際に、そこの知識があるのとないのとでは、意思決定の精度・スピードが違ってくると思います。

WEBでも効果的に学び
生の声を得られる

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?

いくつかあるのですがまずは、他の受講生の生の声を聞けることが魅力だと思います。各回でディスカッションの場が設けられており、他企業から参加されたHRの方々から「うちはこうやってるよ」とか、「こんな打ち手もできるよね」とか、書籍やインターネットでは得ることができない生の声を聞けて、とても勉強になりました。それから特別講師の方々から聞けたお話も非常に参考になりました。それをもとに、自分もこうしてみようと考えを深めることも多く、とても貴重な良い機会だったなと思います。

それからこの講座を受けて改めて感じたのが、やはり本や動画で知識を得るよりも、直接リアルタイムで話を聞く方が、頭に残りやすいということです。その点でこの講座は、WEB講座であっても決まった日に集合してリアルタイムで学びに集中できる構成になっていて、良い意味でサボれないというか、考えながら参加し、効果的に学ぶことができると思います。これまでなんとなく見聞きしたことがあるなと思う内容であっても、講座のテーマに沿ってタイムリーに情報を得ることで、これまで以上にインプットとして頭に残り、自分の行動に落とし込むことができたと感じました。

− 受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化は
ありましたでしょうか。具体的な変化がありましたら教えてください。

とにかくこの講座で得た学びは実践に落とし込めているというのが何よりの収穫だと思います。先に挙げたPeople Analyticsや選考の原則もそうですし、法律面でのインプットを増やしたり、特別講師の方から聞いた「ラインマネージャをどう巻き込むかが人事施策の浸透には大事なポイントである」とか、「大事なことはしつこいくらい何度でも伝える」であるとか、頭に残った細かいキーワードまで、この講座でインプットしたものが、実際に自分の行動に影響を与えていると思います。

あとは、学び続けることの大切さを改めて実感しています。今回の講座では、同じように学びを深める他社HRの方々とのディスカッションを通して学びも得られましたし、良い刺激をいただくことができました。書籍だけでなく、こういった研修や講座など、定期的に学びを得て、自分自身を成長させていきたいというマインドに変化しました。

自分自身を成長させるために学び続けたい人へ

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

この講座の醍醐味は、他社HRの方々と直接コミュニケーションが取れて、事例共有ができたり、お互いの学ぶ姿勢に刺激をもらえるという点だと思います。自分自身も、他の受講生の方の姿を見て、皆さんちゃんと勉強してるなとか、自分はまだまだだなと感じることが多々あったので、反省や危機感を持って、さらに学び続けていこうというマインドに変化することできました。HRの原理原則を持って、仕事を進めていきたいという方はもちろん、自分自身を成長させるために学び続けたいと思う方にもお勧めの講座です。

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