HRBP養成講座受講者インタビュー:和田泰英さん - 株式会社Every

Profile

積水ハウス株式会社 人財開発部 組織開発グループ グループリーダー 和田泰英さん
新卒で積水ハウス株式会社に入社後、営業職を担当。入社4年目に人事部に異動し、約20年間にわたり採用・研修業務に従事。特に新卒採用を強みとし、2022年に採用の統括を担当。
2024年2月からは組織開発グループに異動し、サクセッションプラン、評価制度運用、幹部人財開発、組織開発を中心に取り組まれている。

※経歴はインタビュー時点のものです。

会社と事業をつなぐために、新たな役割への挑戦

− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。

人事の中で新たな役割を担当することになったタイミングで、上司から「積水ハウスのHRBP体制を構築していくための一環として、この講座を受講してみてはどうか」と紹介を受けたことがきっかけです。私の立ち位置はCoEに近いですが、一部HRBPの役割も担うことになったため、必要な知識を深めるべく講座の受講を決めました。
講座では、会社と事業側の架け橋としての役割を果たすために、効果的なコミュニケーション方法や他社のビジネス事例なども学べることを期待していました。

パフォーマンスマネジメントの重要性を再認識できた

− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

講座全体を通じて非常に多くの学びがありましたが、特に「人事が何のために存在するのか」「人事制度や施策がどのように会社の生産性やパフォーマンスに結びついているのか」といった本質的な問いに向き合う機会を得られたことが大きかったです。これまで、現行の制度や施策が従業員にとって十分な価値を生み出せていないのではないかと思いつつ、目の前の仕事に追われて流してしまうこともありましたが、講座を通じて「ビジネスやパフォーマンスに貢献する人事制度や施策を作り浸透させていく」という人事のあるべき姿を改めて認識し、自分の軸も明確になりました。
印象に残っている講義はDay3の「パフォーマンスマネジメント」です。私が評価制度の運用を担当して間もないこともあり、「評価者の能力と意志を育む介入=管理職の情緒的マネジメント能力を育む介入がHRの仕事」「被評価者の納得感がより良いパフォーマンス・業績向上につながる」といった言葉が刺さりました。本当に重要な気づきを自分にもたらしてくれた講義で、最終発表のテーマにもパフォーマンスマネジメントを選びました。

採用から人事全体へ、
視点が大きく変化した

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?

一つ目は、ダイナミックHRMのフレームワークを通じて、人事全体の体系的な理解が深まったことです。特に、日本と世界の違いや、人事における重要なポイントを具体的に知ることができたのが大きな収穫でした。この学びを通じて広い視野を持つことができ、自社の現状を客観的に見つめ直すことで、より戦略的な視点で人事施策を考えるきっかけになったと感じています。
二つ目は、他社の方々との情報共有と人脈構築ができたことです。毎回参加メンバー同士のディスカッションを通じて、人事に関する悩みや課題を共有する中で、自社にはない取り組みを参考にしたり、逆に自社の強みを再確認することができました。講座終了後には実際に参加メンバーの会社を訪問して情報交換を行うなど、講座での交流を通じて生まれた人脈は私にとって貴重な資産となっています。
三つ目は、推薦図書を通じて新たな学びを得られたことです。講座内で紹介された本は実務に直結するテーマのものが多く、知識をさらに深める良い機会となりました。特に、これまで触れたことのない分野の本を手に取るきっかけとなり、新たな視点や考え方を得ることができました。今後の「追加の学び」として引き続き活用していきたいと思っています。

− 受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化は
ありましたでしょうか。具体的な変化がありましたら教えてください。

採用経験を経て組織開発やリーダー開発にも携わるようになり、人事全体のつながりを意識するようになりました。講座の学びによって人事の各分野がどのように連携しているのかを理解でき、採用など自分の担当領域中心ではなく、人事全体の視点で物事を見るようになったと感じています。

また、「組織のパフォーマンス向上のために何が必要か」という軸で施策の目的や背景をより論理的に考えるようになったことと、パフォーマンスは「能力」と「モチベーション」の掛け算であることを再認識し、とくにモチベーションの重要性を強く意識するようになったことも自分の中での大きな変化でした。

こうした気づきから、従業員のモチベーションを高めることが従業員個人だけでなく組織全体のパフォーマンス向上につながると考えるようになり、現在は従業員のモチベーション向上を目的とした対話型組織開発のプログラムを企画して、組織の活性化や生産性の向上を目指しています。

人事のキャリアアップを目指す方や、
組織の課題を解決したい方にお勧め

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

この講座では、戦略人事の全体像を学びながら、事業側と効果的にコミュニケーションを取るために必要な視点や知識を身につけることができます。HRBPの役割を担っている方だけでなく、HRBPやCoEといった体制がない企業の人事担当者にとっても、人事の基本的な考え方や在り方を深く理解できる内容となっています。
また、他社の取り組みや事例を知りたい方や、異なる業界の方とのネットワークを広げたい方にもおすすめです。さまざまな立場の方にぜひ参加していただきたい講座ですので、興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

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