HRBP養成講座受講者インタビュー:株式会社CARTAHOLDINGS 野々村 優子さん - 株式会社Every

Profile

株式会社CARTAHOLDINGS HR本部 新卒採用チーム 野々村 優子さん

新卒で金融業界の営業を経験した後、人の反応がダイレクトにわかる仕事、そして人に必要とされるものを提供する仕事を軸に人材業界へ転職。採用コンサルティング(RPO)に従事する中で、採用後の活躍を長く見届けられないことに残念さを感じ、現職の企業内人事へキャリアチェンジ。現職では研修講師や派遣社員の採用・育成なども経験し、現在は新卒採用をメインに担当している。

※経歴はインタビュー時点(2025年7月)のものです。


HRとしてさらに成長・進化するきっかけが欲しかった

− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。

採用の仕事に長年携わってきましたが、この仕事はマニュアルやレクチャーで理解するよりも、体験を通じて習得するトライ&エラーの繰り返しから学ぶものだと感じていました。しかし、正解がないと分かってはいても、体験だけでは不十分なのではないかという疑問がありました。特に、採用以外のHR領域について知識・経験が不足していることに不安を感じていました。また、長年同じ領域を担当していると、できること、知っていることだけをやっていても、周りから見た時に進化しているとは捉えられないだろうと感じていました。そのため、何かしらの進化や成長のきっかけが欲しいという、若干の焦りや不安があったように思います。
そんな中、上長に「何か学びを深められることがないか」と相談したところ、この講座を勧められました。社内で他にもこの講座を受講しているメンバーがいると知っていたので、特に他講座と比較することもなく、すぐにこちらの講座を受講しようと決めました。今後の自身の成長を考えた際、もっとHRについて学んでみたいと思ったのが、受講の動機です。

原理原則を学ぶことで
感覚に頼っていた部分に気づけた

− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

どの講座も非常に勉強になりましたが、特に印象に残っているのは初回(Day1)の「HRの存在意義」についてです。これまではHRの業務を縦割りで考えていた部分があったのですが、全ての領域が関係し合っているという気づきがありました。また、企業の中でHRがどうあるべきか、HRBPとは何であるべきかといった考え方が非常に参考になりました。

また、私の担当領域である「採用と選抜」がテーマの回(Day2)も印象に残っています。実際に対応している業務ではありますが、原理原則を改めて知ることで、これまでは感覚に頼っていた部分があったことに気づかされました。また、「パフォーマンスマネジメントと評価」の回(Day3)も、答えがない領域ではありますが、組織デザインの視点が非常に勉強になりました。

担当している採用以外の分野についても、全く未知の領域というわけではなかったので、アレルギーなく学ぶことができたと思います。各分野の原理原則を知ることで、現在行っている業務がどのように関連しているのか、あるいは他のやり方もあるのかといった理解につながりました。

原理原則とグローバルかつ
多様な視点を得ることができる

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?

まず1つ目は、HRを網羅的に学べる点です。HRという領域は、学問として確立されているとまでは言えない部分もあると感じていましたが、この講座では事実に基づいた理論や、グローバルな観点を取り入れて学習できる点が非常に魅力的でした。これは、これまで私が経験してきた採用業務だけでは得られなかった視点であり、HR全体を深く理解する上で貴重な機会となりました。

2つ目は、異なるHR領域で活躍する受講生同士でディスカッションができる点です。同じHRのテーマであっても、それぞれの受講生が持つ異なる視点からの考えを聞けるため、日頃の業務では得られない多様な視点からの意見交換ができ、自身の視野を広げる上で大変有意義な時間でした。

それから、講座の魅力とは少し異なるかもしれませんが、ファイナルアサインメントを終えた後の達成感もとても良かったなと感じました。最初に決めたテーマから方向転換したり、立てた仮説とは異なる結果が出たりと、何度も試行錯誤を繰り返し、正直に言うととても大変だったのですが(笑)その困難を乗り越え、アサインメントをやり遂げた後の達成感は格別でした。このアサインメントを通じて、実際に社内の課題としっかりと向き合うことができましたし、論理的な思考力や課題解決能力も鍛えられたと思います。

−受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

受講を通じて、「HRがどんな存在であるべきか」を考えるようになりました。組織が分かれていると、どうしても自分の領域で完結しがちな部分があるかと思いますが、あるべき姿はそうではないという意識が芽生えたと思います。「採用して終わり」ではなく、「その先に目指すべきものがある」という視点を持つようになりました。経営とHRと事業部が一枚岩となって、それぞれが同じ目線を持ちながら、協力していくことが重要で、たとえ担当領域でなかったとしても、何かを整備したり、他部署や他領域をつなげていくことは、どのポジションからでも可能だと思います。採用で関わった後、他のセクションの方々とどう協力していくべきかを考えなければならないと思いました。

実際に、ファイナルアサインメントで検討した施策については、研修チームに新たな提案を行っています。私自身の担当領域ではないのですが、課題意識と方針を提示し、実現に向けてサポートできればと考えています。

また、講義後に共有していただいた参考図書もいくつか興味深いものがあり、何冊か購入して読み始めました。これまで知らなかった考えや理論など、今後も学びを深めていけると思っています。

成長への不安、閉塞感、
モヤモヤを感じている方にお勧めしたい

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

正直、この講座を受講する前は、長年採用領域だけを担当してきたため、HRの仕事に対してあまり理解できていないのでは、講義についていけなかったらどうしよう、という不安もありました。しかし私と同じように、少しハードルが高いと思われている方にこそ、ぜひこの講座を受講してみてほしいです。確かにインプットの量は非常に多く、アウトプットの機会もあり、体力も知力も使う講座ですが、不安に思う暇もないくらいスピード感があり、内容も濃いので、あっという間に卒業となります。あまり不安に思わず、まずはやってみてほしいと思います。
また、学んだこと自体がすぐに劇的な変化として現れるわけではないと思いますが、学ばなかった自分とでは、ふとした時に必ず違いが出てくるはずです。もし、何かのきっかけが欲しいと感じている方、あるいは閉塞感や成長への不安、何かしらのモヤモヤを感じている方がいれば、ぜひこの講座を体験してみることをお勧めします。単純に学びとしても非常に面白い領域だと思います!

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