HRBP養成講座受講者インタビュー:オーティファイ株式会社 梅澤 由佳 さん - 株式会社Every

Profile

オーティファイ株式会社 梅澤 由佳 さん

新卒で不動産業界に入り、賃貸管理・契約関連業務、海外事業準備室での新規事業推進、韓国合弁会社設立などに携わる。その後、IT・Web制作会社へ転じ、プロジェクトコーディネーターとしてWeb制作やテスト、イベント運営を経験。コーポレート部門では法務・総務・人事、ツール導入など幅広い管理業務を担う。さらに新規事業部門でのプロジェクト推進を経て、現職の米国スタートアップの日本法人、オーティファイ株式会社に4人目の社員として参画。HRBPとして、 特に外国籍エンジニアや新規事業採用、 組織課題への対応に取り組む。

※経歴はインタビュー時点のものです。


体系的に学び、
HRBPとしての武器を増やしたい

− 受講の動機やきっかけを教えてください。

現職ではHRBPというタイトルではあったものの、スタートアップでは組織の急拡大や変化に人事の体制が追いつかず、採用に追われてしまう局面が起きがちです。私自身も、本来取り組みたかった組織強化や、組織をどうスケーラブルに大きくしていくかというHRBPらしい業務に、なかなか集中できない時期がありました。

スタートアップという環境でもあり、社内に人事を体系的に教えてくれる人がいるわけではありません。アドバイザーの方に助言をいただきながら進めてはいたものの、自分の中で「このまま経験だけで進めていてよいのだろうか」という思いが強くなっていきました。人事としての知識や考え方を、きちんと一から体系的に学び、自分の武器として増やしていく必要があると感じたことが大きなきっかけです。

最初はHR資格やHRBP講座のようなキーワードで、いくつかの講座を調べていました。その中で松澤さんのブログにたどり着き、アメリカの人事心理学やグローバルなHRの考え方をベースに学ばれていることを知りました。単なる経験則ではなく、本場の知見や理論に基づいているところに納得感と説得力があり、「ここで学びたい」と思いました。

人事の仕事は、経験していても「これが自分のスキルです」と言語化しづらい部分があります。だからこそ、資格や体系的な学びを通じて、自分の経験を整理し、強みに変えていきたいという思いもありました。

人事の根底には、人の心理がある

− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

4ヶ月間の講義は毎回すべてが印象的でした。これまで自分が何となく実務でやってきたことに対して、「なぜそうするのか」「なぜうまくいくのか」が毎回つながっていく感覚があり、講義を受けるたびに、頭の中が活性化されるような時間でした。

中でも特に印象に残っているのは、心理学や行動経済学、行動心理学と人事を結びつけて学ぶテーマです。人事という仕事は、難しいフレームワークを当てはめるだけではなく、やはり人の心理がベースにあるのだと改めて実感しました。組織の中で人がどう感じ、どう動き、どのような環境で力を発揮するのか。その根本を理解することが、人事の出発点なのだと腑に落ちたことがとても大きかったです。

採用のテーマも、自分の経験と強く結びつきました。私はこれまで、外国籍エンジニアの採用に多く関わってきました。多様なバックグラウンドを持つ方を採用する中では、文化や考え方の違いを理解した上で、誰もが公平に力を発揮できる環境を前提としながらも、実際には価値観やコミュニケーションの違いから、入社後に難しさを感じる場面もあります。講義の中で、アメリカをベースにした多様性や採用の考え方に触れ、自分の実務と照らし合わせながら深く考えることができました

また、構造化面接やPeople Analyticsの学びも印象的でした。これまでも感覚的に相関を見つけることは得意な方だと思っていましたが、それを信じ込みすぎていた部分もあったと気づきました。仮説を立てるだけでなく、データで裏付け、可視化することの重要性を学べたことは、今後の実務にも大きく活かせると感じています。

ライブ講義とアウトプットで、
学びが自分のものになる

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?

ライブで受講できることは、非常に大きな魅力でした。講義をその場で受けられること自体が刺激になりますし、ディスカッションを通じて他の受講者の方々の考えに触れられることも大きな学びでした。参加者のバックグラウンドや業界、抱えている課題は本当にさまざまで、自分とはまったく違う視点から物事を見ている方も多くいました。その違いに触れることで、自分の視野が広がっていく感覚がありました。

また、最後にアサインメントとして学んだことをアウトプットする機会がある点も、とてもよかったです。インプットだけで終わらず、自分の課題に引き寄せて考え、形にすることで、学びが自分の中に定着していきました。私自身は、体系的に人事という領域を捉えた上で、HRBPとしてどのように動いていくべきかを整理できたことが大きな収穫でした。

人事には正解がない場面が多いと思います。だからこそ、決まった答えを教わるというよりも、知識やツールを使って自分なりに貢献できるようになる講座だと感じました。その点が、自分にとって非常に価値のある学びでした。

Every HR Academy Platformも、単なるEラーニングではないところが魅力的でした。コンテンツが豊富で、スキルマップを使って自分に足りないものを整理できたり、特別講演を見られたりと、人事人材を育てるためのプラットフォームとしてしっかり作られていると感じました。講座だけで終わらず、自分のキャリアやスキルを棚卸しする機会にもなるところが、とてもよかったです。

− 講座の効果について。受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化はありましたか。

受講前の私は、現場に対して「こうあるべきです」「現場はこう言っています」と、正論をぶつけてしまいがちなところがありました。もちろん人事として必要なことを伝えているつもりではありましたが、それだけでは相手に届かないことも多かったと思います。

講座や特別講演を通じて強く印象に残ったのは、まず信頼関係を構築することの大切さです。いきなり正論を伝えても、人はなかなか動きません。HRBPには、現場に寄りすぎるのでもなく、経営陣にべったりになるのでもなく、第三者的な立ち位置で相手に寄り添いながら物事を見る姿勢が必要なのだと学びました。そこは、自分に足りていなかったマインドセットだと感じています。

実務面では、パフォーマンスマネジメントの重要性を改めて強く感じました。組織の中では、マネージャー層やシニア人材の定着が課題になりやすく、その難しさを実感する場面もありました。採用で人を増やすだけではなく、入社した人が活躍できる環境をどうつくるのか。そこまでセットで考えなければ、人事として本当の価値は出せないのだと思いました。

特に、マネージャー育成の重要性は大きな気づきでした。外部から採用したマネージャー、社内で昇格した新任マネージャー、それぞれの意識や認識を標準化し、組織として同じ方向を向けるようにする必要があります。採用を中心に走ってきたからこそ、採用した人が活躍できないことの悔しさも感じていました。パフォーマンスマネジメントは、採用、育成、評価、組織づくりのすべてに紐づくものだと実感しています。

自分の経験を答え合わせし、
自信に変えられる講座

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

特にスタートアップやベンチャーで、未経験から人事を任されている方には、ぜひ受けてほしいと思います。やる気があって入ったとしても、実際にやってみると戸惑うことは多いです。私自身もそうでした。

ある程度自分で実務を経験した後に、この講座を受けると、自分がやってきたことを答え合わせするような感覚があります。「これは間違っていなかったんだ」と自信につながる部分もあれば、「ここをもっと学びたい」と自分の課題や興味も見えてきます。

新卒からずっと人事を専門にしてきた方だけでなく、営業や別職種から人事に関わるようになった方にも、とても価値がある講座だと思います。まず基本を体系的に学ぶことは、やはりとても大事です。自分のキャリアを棚卸しし、これからの人事としての軸をつくる機会になると思います。

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