HRBP養成講座受講者インタビュー:Y さん – 株式会社Every

Profile

Y さん

ビジネスマーケティングを学び、営業・マーケティング領域からキャリアをスタート。海外留学を経て、シンガポールの人材会社にてRPOや中途採用、人事関連サービスに携わる。帰国後は、海外拠点立ち上げ支援や、グローバル企業における海外人事・労務・研修運営・BPO業務などを経験。直近では、海外人事領域のマネージャーとして、異動・労務手続き、グローバル研修プログラムの運営、コロナ禍以降は、ローカライズ、業務効率化、システム導入などを担う。現在は、その経験を生かし、日本企業におけるHRBPのあり方をさらに深めたいという思いで、新たなキャリアに挑戦している。

※経歴はインタビュー時点のものです。


「グローバルの正解」が、日本では機能しない。
その壁を越える方法を学びたかった

− 受講の動機やきっかけを教えてください。

HRBP養成講座を受講した一番の理由は、グローバル企業で人事として働く中で感じ続けていた「経営と現場のギャップ」を解決したいと思ったからです。

これまで私は、業務効率化や生産性向上、グローバル研修プログラムのローカライズなど、多くのプロジェクトに携わってきました。しかし、グローバル本社が掲げる戦略や人材育成の考え方を、そのまま日本へ持ち込んでも、現場では思うように浸透しません。日本のマネージャーが目的を十分に理解できず、従業員にとっても「なぜこの施策を行うのか」が伝わらないまま運用されてしまう場面を何度も見てきました。

私自身、現場の課題や生産性の状況を数字で把握し、改善案を提案する立場にいました。しかし、現場の声を経営へ届けることも、経営の意図を現場へ腹落ちする形で伝えることも十分にはできませんでした。

さらに、所属していた部署が閉鎖されるという経験をしたことで、「もっと人事としてできることがあったのではないか」と強く考えるようになりました。もし、経営課題と人事施策を結び付ける視点や、組織を巻き込みながら変革を進める力があれば、違う未来をつくれたかもしれない。そんな思いが、HRBPを体系的に学びたいという原動力になりました。

講座を探す中で重視していたのは、海外のHR理論を学ぶだけではなく、日本企業でどう実践するのかまで学べることです。Every HR Academyは、グローバルスタンダードの考え方を日本企業向けに体系化し、実践まで含めて学べる唯一の講座だと感じ、受講を決めました。

人事施策を「経営成果」で考える視点が、
自身の仕事の見方を変えた

− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

最も印象に残っているのは、人事施策を「経営成果につなげて考える」という視点です。

これまで私はBPOや業務改善に携わる中で、工数やコスト、生産性といった数字を常に見ながら仕事をしてきました。そのため、人事の取り組みも、「どれだけ会社に価値を生み出したのか」を説明できることが重要だと考えています。

講義では、採用や評価、人材育成といった個別テーマを学ぶだけではなく、それらを経営課題とどう結び付けるのかという考え方を一貫して学ぶことができました。採用コストや費用対効果を分析する考え方も非常に実践的で、「人事の仕事を数字で語る」という視点がより明確になりました。

特に評価制度の講義では、従業員が納得できる評価指標をどのように設計し、それを経営側の期待や事業目標とどう結び付けるかという考え方が印象に残っています。評価制度は制度そのものではなく、経営戦略を実現するための仕組みなのだと改めて理解できました。

また、Platformで受講したPeople Analytics講座も非常に実践的でした。データを使ってエンゲージメントや組織課題を分析し、その背景にある要因を探っていくプロセスは、まさにこれからの人事に必要なスキルだと感じています。

統計や分析の内容は一度聞いただけでは理解しきれない部分もありましたが、動画を何度も見返しながら、自分のペースで理解を深められたことは大きなメリットでした。実際の業務に置き換えながら学べたことで、「こうすれば自社でも活用できる」という具体的なイメージまで持つことができました。

知識を学ぶだけではなく、
自分の経験と結び付けながら考え続けられる

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?

この講座の魅力は、単にHRBPの知識を学ぶ場ではなく、自分自身の経験や組織課題と結び付けながら考え続けられることだと思います。

特に印象的だったのは、インプットとアウトプットのバランスです。一方的に講義を受けるのではなく、受講者同士で議論し、自分の考えを言語化する時間が多く設けられていました。海外の大学で学んだ経験がありますが、その時と同じように「考えながら学ぶ」スタイルだったため、とても自然に学びを深めることができました。

受講者それぞれが異なる業界や企業で人事に携わっているからこそ、自社では当たり前だと思っていたことが、他社ではまったく違う考え方だったという気づきも数多くありました。HRBPという役割は企業によって求められる姿が異なりますが、だからこそ、自社に置き換えながら議論できたことに大きな価値があったと感じています。

また、Platformで受講したPeople Analytics講座も非常に学びやすい仕組みでした。データ分析は一度聞いただけでは理解しきれない部分もありますが、動画を繰り返し視聴できるため、自分のペースで理解を深めることができます。実際に何度も見返しながら、「なぜこの分析をするのか」「実務ではどう活用できるのか」を整理できたことで、知識がより実践的なものになりました。

理論を学ぶだけではなく、自分の経験に照らし合わせながら「自社ならどう活用できるか」を考え続けられること。それが、この講座ならではの魅力だと思います。

− 講座の効果について。受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化はありましたか。

受講を通じて一番変わったのは、人事の役割に対する考え方です。
以前の私は、組織課題を分析し、改善案を考えることには力を入れていました。しかし今振り返ると、それを経営層や現場を巻き込みながら実現する「ファシリテーター」としての役割を十分に果たせていなかったと感じています。

グローバル企業では、本社の方針と日本の現場との間にギャップが生まれることは珍しくありません。重要なのは、そのどちらかに合わせることではなく、それぞれの考えを理解し、対話を通じて共通認識をつくっていくことです。

当時の私は、現場の課題も、経営側が目指している方向性も理解していました。しかし、その両者が本音で議論できる場を十分につくることができませんでした。もし当時、HRBPとしての視点や、組織を巻き込みながら変革を進める考え方を持っていたら、違ったアプローチができたのではないかと思っています。

今回の講座を受講したことで、人事は制度を設計・運用するだけではなく、人と人をつなぎ、経営と現場をつなぎ、組織全体を動かしていく存在なのだと改めて実感しました。今後は、組織の中で自由に意見を交わせる場をつくり、立場の異なる人たちが同じ方向を向ける環境づくりにも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

グローバル企業であっても、日本企業であっても、本質は同じです。人事が経営課題を理解し、それを現場の言葉に置き換え、組織全体を巻き込みながら変革を進めていく。その役割を担える人事になりたいという思いは、受講前よりもさらに強くなりました。

この講座を見つけた時点で、
受講する価値はあると思います

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

私は、この講座を見つけた方は、ぜひ受講してほしいと思っています。なぜなら、この講座を探し当てたということは、すでに「もっと人事として成長したい」「経営に貢献できる人事になりたい」という課題意識を持っている方だと思うからです。

グローバル企業で働きたい方はもちろん、日本企業の中で人事の役割を変えていきたいと思っている方にとっても、多くの気づきが得られる講座だと思います。受講すると、人事を見る視点だけではなく、経営や組織を見る視点そのものが変わります。

一方で、その視点を持つことで、これまでとのギャップを感じる場面も出てくるかもしれません。自分はこう考えているのに、組織はまだそこまで変わっていない。そのもどかしさを感じることもあると思います。それでも、その気づきこそが成長の第一歩です。組織を変えるためには、まず自分自身の視座が変わることが必要です。

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