HRBP養成講座受講者インタビュー:株式会社クラレ 田口 弘起さん - 株式会社Every

Profile

株式会社クラレ DX-IT本部 戦略・企画部 I&Tガバナンスグループ 田口 弘起さん

リクルートにて長年、人材紹介のセールスやマネジメントを経験した後、現職である株式会社クラレDX-IT本部の人事面の課題解決を担う専任者として転職。中央人事だけではカバーしきれないDX-IT本部独自の課題解決のため、採用から人材育成、キャリア開発まで幅広く関わっている。

※経歴はインタビュー時点のものです。


これからのHRのあるべき姿を考えたい

− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。

数年前からなんとなく感じていた「これからのHRのあるべき姿」について、答え合わせをしたいと思ったことが、受講のきっかけになったように思います。少子高齢化やビジネスモデルの変化に伴って、HRの存在意義や組織と個人の関係は大きく変化してきています。また、変化の激しいこの時代に、中央集権的なHRが全ての組織を見るのは限界がある、もっと事業部毎の課題解決に取り組むことがHRの存在意義では?と漠然と感じていました。講座を受講してこれは確信に変わったのですが、そんなことを考えながらHRBPについて調べているときに、この講座を発見しました。この講座では海外(特に米国)の事例やトレンドも紹介されており、HR業界全体の大きな流れを掴めるのではという期待もありました。

これまでの経験から、採用やマネジメント面での知見はあったものの、HR職としての経験はなかったため、一度HRとしての役割全体を体系的に理解したいと思ったことも受講を決めた理由の一つです。価格も他のコンサルティング会社が主催する研修などと比較して、とても良心的だと思いました。

実践に活かせるアウトプット機会がある

− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

一番印象に残っているのは、全ての講座を受講してから最後に行われるファイナルアサイメントです。
講座というと、どうしても知識の詰め込みになってしまい、原理原則を学んだだけで満足してしまうということもあるかと思います。でもこの講座では、学んだ原理原則を現実にどう落とし込んでいくかまで考えるアウトプット機会があることが、講座の学びを効果的にしてくれたと感じました。学んだ原理原則を自分自身で解釈して、自社の現状や問題点と照らし合わせ、どう解決していくかを考えるこのファイナルアサイメントのおかげで、実践にも活かせている実感があります。

自分自身のキャリアでは未経験の分野について、知識を得られたことも、もちろん大きな収穫でした。特にDay5の「報酬制度・インセンティブ」の回で学んだ「Total Rewards」の考え方(金銭的報酬と非金銭的報酬を総合的に考える)は、なるほどHRは報酬をこうゆう発想で考えるべきなのかと新たな発見がありました。

インプットとアウトプットのバランスが魅力

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?

まずは、体系化されたHRの原理原則と世界のトレンドを反映した知識を学べることです。HRの役割といっても幅広いですから、全体を網羅した講座内容で、HR未経験の方も、そうでない方も、何かしら新しい発見を掴むことができる講座だと思います。

もう一つ、インプットとアウトプットのバランスがとても良いと感じました。先ほど取り上げたファイナルアサイメントもそうですが、テーマ別に学ぶ各講座内でも、他社HRの方々とディスカッションしたり、原理原則を踏まえて考えたりする時間が各回に確保されていました。悩みを共有したり、事例を聞いたりする中で、気付くことも多くありました。

− 受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化はありましたでしょうか。具体的な変化がありましたら教えてください。

実践では、講座後すぐに、ファイナルアサイメントをブラッシュアップし、上長とのディスカッションに活かしています。まだ理想やあるべき姿から話しあっている段階ですが、学んだ原理原則を実践に落とし込み進められているという実感があります。断片的に、その時の思いつきで施策を実行してもうまく行かず、うやむやになることも多々あるのではと思います。しかし、打ち手としては過去に取り組んだことと変わらないとしても、そこに理論があれば進めることができる、組織を変えていけるという実感から、理論・理屈がなければ人は動かない、ということがよく分かりました。理論だけでもダメだと思いますが、理想やあるべき姿について、学んだ原理原則をもとに話を進め、迷ったときには立ち返る知識を得られたことは、様々な施策を実行する中で生じる、これで本当にあっているだろうかという漠然とした不安も解消されるのではと思います。

原理原則と同志の存在は
よい安心材料になる

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

HRが取り組む課題って、人とか組織とか制度とか、漠然としたものを相手にしていて不安になることも多いのではと思います。自分自身も現在、事業部内で孤軍奮闘している最中なので、とても共感できるのですが、そういう方にとって、この講座で学ぶ原理原則は、とても良い安心材料になってくれると思います。一緒に講座に参加する同志の存在もとても力になりました。講座に参加者する方は企業規模や業種は違っても、皆さん何かしらの悩みや不安から学びたいという意欲を持って集まっている方々です。それぞれが自身の課題や組織の課題に向き合う姿が垣間見えることも、良い刺激になるのではと思います。

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