Profile
NTTリミテッド・ジャパン株式会社 サービス部 小柴 侑一 さん
2010年に大学卒業後にNTTコミュニケーションズ株式会社へ入社。主にクラウド系のハードウェアを担当するエンジニアとして業務に携わったのち、クラウド分野の人材育成を5年ほど担当。2019年に立ち上がったNTTリミテッドへ出向。2021年4月に国内外のデータセンター事業を統合した際、データセンター専任の人事担当となり現在に至る。
※経歴はインタビュー時点のものです。
人事のグローバルスタンダードを、様々な企業の人たちと交流しながら学びたかった。
− まず、今のお仕事について教えてください。
現在は、NTTリミテッドのデータセンター専任の人事を担当しています。
人事制度の企画や人事に関する施策の立案など、オペレーションではなく、企画のお仕事です。
− 受講のきっかけを教えてください。
2021年の組織再編の時に、新しくできたデータセンター専任の人事担当ということで、当時、社内で同じミッションを考えている人がいませんでした。
幹部層も、グローバルかつデータセンターの人材に関する人事戦略を考えることは、時代の流れとしても大事なので、しっかりと注力しなければいけないという思いはあるものの、日本人として身近なところに背中を見て学べる人がいなかったため、どうしたらいいのか悩んでいました。
そんな時に、HRBPについて学び、何が人事におけるトレンドなのかを知りたいと考え、講座を検索したのが最初のきっかけです。
もともと社外に学びに行くことが好きな性格なので、社内の枠の中ではなく、様々な企業の方と交流しながら、人事全般の原理原則のグローバルスタンダードを日本語で学べるこの講座の受講を決めました。
自社では当たり前だと思っていた取り組みが、 実は他社にない先進的な施策だと知ることができた
− 印象に残っている講義を教えてください。
全般的に振り替えると、自社の取り組みは不足しているな、と多く気づかされていました。一方で、「人材育成やキャリアマネジメント」においては、自社の取り組みがしっかりとしていると知ることができたのは、大きな気づきと収穫でした。
正直、グローバルスタンダードで考えると、自社の取り組みは遅れていると思っていました。しかし、遅れている部分もありましたが、一方で、先進的なところもあり、社外の方へ「情報提供する側」になる機会を得られたのは非常にいい経験になりました。
特に、内製のタレントマネジメントシステムとその運用、階層別研修などの人材育成体系は、当たり前に実施してきたのですが、他社から見ると「進んでいる!」と思われる取り組みであると知り、自分の会社や業務を見つめなおすきっかけにもなりました。
個人として「自分はどうしたいか?」を振り返れる
− HRBP養成講座の魅力を教えてください。
いい意味で、広く浅く、いろいろな人事の領域を学び、そこからディスカッションしていくのがよかったです。
「グローバル」をキーワードに、人事全般を体系的に学べる講座がこの講座だけだったので、自分がグローバルの事業に携わっていかなければいけない中で、日本語でグローバルスタンダードを学べるこの講座は貴重な機会となりました。
また、様々な会社の方と交流できるのは、貴重な機会でした。一緒に参加しているメンバーとフラットに意見交換できるところも非常に魅力的でした。
さらに、自分自身を見つめなおす機会にもなりました。
今後、年齢的にも人事の領域でキャリアを歩んでいくのだろうなと考えたときに、「人事ってどんな仕事で、HRBPってどんな役割が求められてくるのか。」を改めて考えるきっかけになりました。
受講者の皆さんは、それぞれの強みと弱みを生かしながら人事の仕事をされていて、「自分はどうなのか?」というのを自然に考えられたのはよかったです。
− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。
受講後は、様々な施策を打ち出す際に、周りとの結びつきを意識するようになりました。
また、私の仕事として、人員配置の際、「組織のパフォーマンスを上げるために、社員の異動をどうしたらいいのか」という点も意識が変わりました。
さらに、HRBP講座で学んだことを、2名の部下へできるだけ伝えるようにしました。部下の行動が目に見えて変わるという段階までは、しばらく時間がかかると思いますが、人事の仕事に携わる者として「“人事”を学んでいかなければいけない」というマインドや、業務に紐づく知識を学んでいく姿勢は伝わったかなと感じます。
尊敬できる仲間、先進的な取り組み、思わぬ副産物を得られる
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
受講の一番の目的であった、人事全般に関するグローバルスタンダードを学べたことはもちろんですが、それ以上に「思わぬ副産物」が多かった講座でした。
例えば、尊敬できる参加者メンバーや、人事領域に関して先進的な取り組みをされている企業との出会いなどです。
また、私の場合は、自分の仕事の仕方、今の仕事をどうすべきかを考え直すきっかけにもなりました。4か月間、非常に貴重な時間を過ごすことができたので、皆さんにもぜひ受講をお勧めします。