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株式会社リコー リコーグラフィックコミュニケーションズBU 人事戦略室

株式会社リコーに入社後から現在まで人事として勤務。人事本部で、組織変更や人事異動、人材ローテーションの推進を企画から遂行まで担当した他、事業ごとの部門人事など、人事領域全般のさまざまな業務を経験。現在は、事業組織のHRBPとして業務に従事。

※経歴はインタビュー時点のものです。


− まず、今のお仕事について教えてください。

現在は、商用印刷・産業印刷事業者様向けにソリューションを提供する事業組織のHRBPという役割です。

事業部のトップやマネージャーに対しての提案、課題解決がより求められる

− 受講のきっかけを教えてください。

これまでは課題やテーマに対して、何かあれば調べたり本を見たりということはありましたが、人事領域全体を体系的に勉強できる研修を受講する機会はありませんでした。そのため、私自身、人事領域の中でどこが理解できておらず、どこを強化、勉強するべきかの認識がかなり曖昧だったと思います。
そんな中、社内で本研修について紹介がありました。HRBP講座ということで、まさに今、私自身が役割として担っている領域の研修であり、隔週で3時間しっかりと取り組むプログラムとも伺っていたので、振り返りの機会として、また、今までと異なる勉強やアプローチの機会として、申し込みました。

− 受講の決め手を教えてください。

現在、会社全体の経営戦略・人材戦略が大きく変わってきており、人事の役割も、制度の管理や実行だけではなく、企業風土や組織・人材の変革をマネージャーやトップに対しての提案、課題解決がより求められており、まさにHRBPの役割を実行していかなければいけないという流れが、ここ2年ほどでより加速しました。その中で、自身がしっかりとした人事の専門知識をもって、提案、説明をし、組織を動かし、成果を出していくということが求められていると感じていたので、そのエッセンスを学べたらと受講を決めました。

− 受講の感想を教えてください。

「中身が印象に残る」、「すごくよかったな」というのが率直な感想です。リモートで休みの日に受講する形式での研修は初めてでした。今まで受けた研修は1,2日の集合研修やウェビナーで数時間受講するというものだったので、最初はどういう雰囲気で進むのかなと思っていたのですが、松澤さんや田中さん方講師の皆さんが、すごくわかりやすく解説してくれますし、いい比率で一緒に参加されているメンバーとのディスカッションが入っていることで、ただ聞くだけではなく、いろいろな角度でテーマに対しての認識、意見を考えられるというところが、毎回、勉強になりました。

また、アウトプットが求められるのが特徴的で印象に残っています。参加してから宿題があることを知ったのですが、毎回コメントやテストやアサインメントの提出がありましたので、それに取り組むとこで学びが定着しますし、自分で考えるきっかけに結び付いたのかなと思いました。こういう仕掛けが素晴らしい講座です。

講師のフィードバックで目を向けていなかった自社の本当の課題に気づけた

− 印象に残っている講義を教えてください。

個人的にはパフォーマンスマネジメントの回が印象に残っていて、内容が非常に整理されていて、改めて体系的に振り返ることができたと思っています。

またゲスト講演でアッヴィ合同会社 人事本部長の一柳さんに質問をさせいただく機会がありました。アッヴィ様は特にエンゲージメントスコアが高い会社だということで、弊社もエンゲージメントスコア向上が課題の一つでしたので、その向上の秘訣を伺いました。

その際に「自分たちの強みに目を向けて取り組んでいくことがすごく大事なんだ」とすごく前向きなアドバイスをいただきました。最近、自社の問題や弱い部分に目を向けて改善を検討・議論しがちだったのですが、全く違う角度からアドバイスをいただき、実務にも活きる気づきがありました。

最後に、最終課題に対する講師の松澤さんのフィードバックです。このアサイメントでは、自由にテーマを選び改善策を提案する、という事が求められていました。個人的には十分に検討したつもりでしたが、「あるべき姿の設定」や「課題認識に対して誰にアプローチするか」などについての検討不足をずばりと指摘いただいていて、すごく勉強になりましたし、今後の業務にも活かせると思っています。

さまざまな企業の人事担当者との交流と自社内だけでは得られない貴重な気づき

− HRBP養成講座の魅力を教えてください。

1つめは、学びの多様さです。いろいろな業種、規模の企業の人事の方がいらっしゃるので、ディスカッションでメンバーの方が変わられるたびに気づきがあり、学びになりました。業種や規模によって、人事のあり方や関心事は異なり、それぞれの組織にとって最適なものがあることを改めて実感することができました。

2つめは、参加者同士の交流です。ファイナルアサイメントの準備のために、受講生で個別に集まり、それぞれの進捗を報告したり議論したりすることが何度かありました。その時にアサインメントに対してお互いフィードバックやアドバイスをしたり、その他困りごとや会社の情報交換で気付きがあったりということもあって、期間中充実していたなと記憶しています。

3つめは、フィードバックです。講師、ゲストスピーカーからのフィードバックがすごく客観的で視座の高いものがいただけるところです。これは同じような文化、環境の中でやっている自社内では、なかなか得られないものだと思います。

講義外でも、それぞれのテーマについてのレビューし、その内容を全体に共有するのですが、その中で共通して印象に残っているのは、「すぐに効果がでないけれども、長いスパンで取り組みをやらなければいけないものもある。そういった施策でも方向性は間違っていないので継続して頑張っていきましょう」というエールを講師の松澤さんから頂いたことです。こういったエールは自分の中でとても励みになっています。

「なぜ組織にとっていいのか」「メンバー組織のパフォーマンスがあがるのか」 幹部への説明の仕方が変わってきた

−受講後の日々の仕事における実践を教えてください。

今、弊社はOAメーカーからデジタルサービスの会社への変革途上にあります。それに伴った人事制度の変更もあり、組織の幹部に対して提案・説明する機会が通常時よりも多くなっています。その中で特に受講後は「この施策がなぜメンバーと組織によい効果をもたらすのか、パフォーマンスがあがるのか」という狙いについて議論をし、施策と導入目的の整合性をとり、彼らの納得感を得ていくというところに、より拘って進めるようになりました。業務の中で、研修で学んだ人事としての知識を、人事以外のメンバーにも伝わる言葉へ変換をし、一緒の方向に向かうベクトル合わせに取り組んでいます。
本年度から新しい人事制度を導入したのですが、その前後数カ月は、組織の幹部クラス10名程度と導入に関して頻繁に議論していました。新しいチャレンジということで、全社的な方針に対して、各自の見解や認識はまちまちでした。私自身、当初は、制度導入をいかに円滑に進めていくかというところに目が行きがちでしたが、次第に今回研修で勉強した内容も活用し、「制度の主旨・目的からどのような運用にすべきか」「人材開発との連携はどうするか」など発展的な議論をすべく提案や準備が出来るようになりました。つまり、自分たちの組織の課題やニーズに基づいた説明・提案していくということに、これまで以上に意識が向くようになったと思います。また、幸いにも幹部が非常にパワフルでリーダーシップが強い方々で、人事の活動に対して理解があるため、我々の提案に対して、多くのアドバイス・フィードバックをもらっています。これからもよく議論し、自分たちにとって最適な施策の形を検討しています。

対象者は全員。人事以外の分野でも、仕事の幅が広がる学びを得られる

-受講後、受講前の変化はありましたか?

人事という仕事そのものについて、すごく前向きに考えられるようになりました。どんな仕事もそうですが、人事という仕事は楽しいことばかりではなく泥臭いこと、時には嫌な役割を担当する仕事だと思います。そればかりではなかなか大変な部分はあるかもしれませんが、同時に前向きに組織・人に貢献できる面もあるということを再確認させていただいた機会でした。講師や他社の人事の方々は色々なご経験や意見をお持ちで、またその場も話しやすいという雰囲気があり、積極的に参加できました。

改めて、人事の中でも特にHRBPとしての役割、組織に近いところで役割を果たすのは自分自身好きなんだなということを再確認しましたので、自分自身、HRBPとして広範囲のポジションや役割を担っていくということに、チャレンジしていきたいと思います。

今後についての展望として、会社のテーマ、方針そのものでもあるのですが、自律型人材の活躍を支援していきたいです。経営方針でも「社員に自律的に活躍してほしい」というメッセージを発信しており、やる気のあるメンバーにはチャンスを提供し、社員にいきいきと働いてほしい。階層・職種に関わらずやりたいことがあれば手を挙げてチャレンジでき、チャレンジするメンバーが臆せず、それが当たり前の環境にしていきたいと思います。このような変化の中で、人材や組織の雰囲気といったところが果たす役割は非常に大きいと思うので、ポジティブな変革ができるよう、人事として貢献していきたいなと思っています。

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

この講座では、体系的に勉強ができるということと、課題などのファイナルアサインメントの設定の仕方によっては、即自分の業務にも活かせることができるということを伝えたいです。

一方的に聞くだけの研修と違って、アウトプットの機会の豊富さとインタラクティブなコミュニケーションがこの講座の魅力だと思うので、興味がある方にとっては非常にいいと思います!

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