HRBP養成講座受講者インタビュー:株式会社メルカリ CPO HRBP 卜部 幸恵 さん - 株式会社Every

Profile

株式会社メルカリ CPO HRBP 卜部 幸恵 さん

新卒で大手メーカーに就職後、グローバル人事として活動し、結婚を機に退社。念願だったカナダ移住を果たし、20代後半を海外で過ごす。30歳で日本へ帰国後、キャリアブランク6年、0歳児を背負ってゼロから出直すことに。2022年1月HRBPとしてメルカリにジョイン。世界中から多様な人材が集うプロダクト部門にて、CPOの人事パートナーとして強い組織づくりに励む。

※経歴はインタビュー時点のものです。


直観的に「面白そう!」と思った。

− これまでのキャリアと現在のお仕事内容を簡単で結構ですので教えてください。

大学を卒業して、新卒では自動車部品メーカーに入社しました。そこで、グローバル人事に携わり、兼ねてからの念願だったカナダへ移住する事になりました。結婚出産を経て日本に帰国し、人事系のコンサルティングファームで3年ほど勤務し、現在は株式会社メルカリでCPOのHRBPとして活動しています。その他にも全社コミュニケーションの企画設計や実行を担当しています。

− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。

受講のきっかけは、上司の推薦です。カナダ時代にHRの概念的なものを学んでいましたが、改めて、インプット・アウトプットを常にしていたいという想いもありましたし、プログラムを見てHRBPというキーワードもまさに自分の現状に必要なプログラムだと思いましたし、「人事を体系的に学べる」という事に魅力を感じて参加しようと感じました。

− 何か別の選択肢と取捨選択されていれば、
Every HR Academyを選んだ理由を教えてください。

プライベートと仕事のバランスも考えて、隔週土曜日の3時間は最も参加しやすいなと感じました。ただ、あまり参考にはならないかもしれませんが笑、「直観的に面白そう!」と思ったのが一番の理由ですね。

もう一つ理由を加えるとすると、HRBPという存在は部門のヘッドとCoEなどの本社人事、そして経営陣との板挟みになってしまうポジションで、時に孤独なポジションだと思うのですが、同じような境遇の方々と繋がりを創ったり、壁打ちができることを期待してました。

法律とフレームワークが専門性の証。

−4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

まず1つ目は労働法に関連するテーマです。勿論、日本とアメリカで雇用に関連する法律は異なりますが、HRとしての専門性を持つ、という事は日本での法律に対する理解をきちんと持っている、という事だなと気づかされました。実際に、業務上でも法律をきちんと理解し部門ヘッドにアドバイスをしたり、相談にのることも多く、その必要性を感じています。

そして、採用においても、Job AnalysisやJob Specificationなど、フレームワークが印象に残っています。自分自身の過去の経験では、採用担当として活動していたわけではなく、自社では専属チームがいるため直接採用に関わることは出来ませんが、採用のフレームワークを理解できたことで自社に足りないものが見えてきました。育成など、その他にもフレームワークが多く紹介されている事はとても有益でした。

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?
1~3つほどありましたら教えてください。

まずは、「戦略人事に関連するフレームワーク」です。人事は日々個別課題に対峙しなくてはいけないポジションで予測不可能な面があると思います。ですので、全体感を見ながら優先順位をつける事がまず難しいと思うんです。その点において、組織全体のパフォーマンスをもっと良くしていこうというときに何から手を付けるべきか、どの様に整理したら最適な優先順位付けが出来るかという事が出来るのは大きなアドバンテージだと思います。

次に、上記にも関連しますが、「個別課題に対して、提案の根拠となる知識がインプットできる点」でしょうか。先ほどの労働法のお話もその一つですが、それ以外にも人事評価やパフォーマンスマネジメント、キャリアマネジメントなどで現場から「XXについて、どうしたらいいと思う?」と問われることがあります。HRBPとして組織に貢献するという事は「人と組織に関連するプロフェッショナルとして最適なアドバイスをする」という事だと思うのですが、その際に「XXすべき」という提案が出来る知識がインプットできる事、これは大きな魅力だと思います。

あともう一つは、「人とつながれること」だと思います。これは、受講生同士でもそうですが、講師の松澤さんや田中さん含め、相談できる仲間が社外にできるという事は貴重だと思います。実際に私はHRBPとしての役割に加えて、社内コミュニケーションに関しても企画実行を行う役割があるのですが、講座外のトピックスに対しても松澤さんに相談をしてアドバイスをもらいました。

最後に、講座内で紹介される参考図書です。各テーマに基づいて数冊の本をご紹介頂いているのですが、自分自身に「奥深さ」が必要な時にご紹介して頂いた本を読むようにしています。これも闇雲に探すというよりもEvery HR Academyで紹介されているという点に安心感を感じます。

HRBPは現場のCHRO。

− 講座の効果について。受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化はありましたでしょうか。具体的な変化がありましたら教えてください。

「人と組織のプロフェッショナルとして独り立ちできるようになった事」でしょうか。CHROの木下さんからは、「HRBPは各部門のCHROとして動こう」と言われてるんです。CHROは経営的な視点ももちろん持たなくてはいけませんし、時には厳しい意思決定をしなくてはいけません。一方で、現場の最前線で頑張っている社員をきちんと理解し、現場の視点から意見提言をしていく事も求められます。

その際に、立ち返るものがあるんです。これまでは個別具体な課題が出たときに、その領域に専門性を持っている方々を誘ってチームで解決していくスタンスだったのですが、それではスピード感が失われてしまいます。1人のビジネスパートナーとして、押さえておくべきポイントを言語化できていればスピード感をもって問題を解決できますよね。その点は大きな変化だと思います。

トレンドは、正しく、みんなで学ぶ。

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

この講座は、HRBPというバズワードをアカデミックな観点で正しく理解し、体系だったプログラム構築している数少ない講座だと思います。講師の松澤さん・田中さんにも悩みをシェアしたり、気軽に相談できる繋がりも大きな違いだと思いますし、同級生同士でのネットワークも魅力です。人と組織のプロフェッショナルとして良い仕事がしたい方には是非参加して頂く事をお勧めします!

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