Profile
ユーシービージャパン株式会社 赤石 憲哉さん
大学院を卒業後、石油化学を中心としたプラント建設を行っているエンジニアリング会社へ就職。海外でのプラント建設プロジェクトのプロジェクトマネジメントを担う部署に配属後、ブラジルで7年間の経験とその後いくつかのプロジェクトを経て、希望して人事部へ異動し、教育・研修の企画・立案・運営を行う。その後、経営企画、労働組合委員長を経験。2022年5月に欧州の製薬企業であるユーシービージャパン株式会社へ入社し、現在に至る。
※経歴はインタビュー時点のものです。
「なぜ人事がHRBPとして貢献する必要があるのか」ということを体系的に整理したかった
− 受講のきっかけを教えてください。
現在は、社内のいくつかの部門の担当HRBPとして、事業部がこれからさらにパフォーマンスを上げることや、パフォーマンスを下げないようにするために必要なことを、事業部のリーダー層やHRBPの横の連携を活用し、起案・調整・実行に向けて取り組んでいます。
これまでは自分の興味ある分野の「育成・開発」に偏った見方をしていると認識しており、「なぜ人事がHRBPとして貢献する必要があるのか」ということを体系的に整理すること、また、「全く未知ともいえる分野での業務に対して予備知識をインプットすることで少しでもキャリアチェンジの準備をしたい」と思っていたからです。
日本とは違う体系化された先進的な学びを得られると感じた
− 受講の決め手を教えてください。
外資系の会社への就職ということから、海外で一般的に考えられる「HR」の役割を、できるだけ生に近い感覚の情報として勉強していきたいと思っていました。
これまでも組織開発や人材育成系の講座を受講してきましたが、「HR」を体系的にかつ網羅的に整理した講座は、わずかしか見つけられませんでした。その中でこのEvery HR Academyは、かける時間と内容が最も自分の状況に合っていて、効果的に学べそうだと直感したことに加え、知り合いからの評判を参考に選びました。
HRBPとして自分自身の行動の「Why」を見つけることができた
− 印象に残っている講義を教えてください。
各講座内容も非常に刺激的であり、常に「あ~なるほど~、そう考えるのか」という発見があり、どの講座が印象的だったかを選ぶのが難しいですね。笑
その中でも、初日Day1のHRが考えるべきことやHRの存在意義が自分の中に腹落ちしたことはとても印象に残っています。今後、HRBPとして社内で何かを推進する際にも重要な自分自身の行動の「Why」を見つけることができた感覚です。
キャリアを考えるにあたっても、「適切な人材が適切な場所で適切な仕事をする」という言葉は、ここじゃない選択肢も含めて社員が選択することができるということでもあり、また、適切な人材に近づく・変化するために成長することでもあると考えると、採用・人材育成・組織開発・退職というHRの仕事全体がクリアに見えてきている感覚を持ちました。
多種多様な業種の人事の方とお話ができ、
ネットワークが広がる
− HRBP養成講座の魅力を教えてください。
まず1つ目は、多種多様な業種の人事の方とお話ができる点やネットワークが広がることが大きな魅力です。講座内での繋がりももちろんそうなのですが、卒業生のコミュニティに参加することが出来たり、今後も繋がりを作っていけるということは安心材料でした。
2つ目は、グローバルな考え方がインプットできることです。私自身はヨーロッパ本社の会社で働いており、グローバルHRとも会話することがあるのですが、日本ならではのHR知見だけでは全て鵜呑みにしていたかもしれません。ベーシックな共通認識や、目指すべきゴールをきちんと抑えられながら、より良い議論が出来ているなと感じます。
3つ目は、特別講義です。HRのトップランナーの諸先輩方の経験談や志、「HRとしての軸」を直接伺う機会があり、自らを振り返ることができました。
最後に、4か月間の全講義をオンラインで受講できるため場所を問わないこと。時間拘束が限られている方など、生活の中に組み込みやすい運営形式であることも魅力です。
本当にそれが組織にとってBetterな対応であるのか、なぜこのようなことを考えようと思ったのかを振り返ることが増えた
− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。
私自身はコーチングの資格など人材開発に強みを持ったHRだと思うのですが、組織内の課題に対して、自分の得意領域からHow toを考える傾向があったと思います。この講座を受けたことによって、点と点がつながった感覚というか、「育成の観点だけではなく評価の観点からアプローチしたらどうだろう?配置・移動は?」といったような広い視点で考えられるようになりました。
結果として、「本当にこの施策が組織にとってBetterな対応であるのか、なぜこのようなことを考えようと思ったのか」と、自分の考えを振り返ることが増えています。
言い換えれば「主体的にかつ本質的に考え動けるようになった」ということかもしれません。
「Whyから考えるHR」として活躍・貢献したい方にはぜひ参加してほしい
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
あらゆる役割でもそうだと思いますが、組織に関わる中で、HRとしてだけでなく、組織がどうなっていくことが理想・想いなのかを考え、そこにどのようにアプローチするかということを出発点として、人事のそれぞれの機能を整理・発展させたいと考えている方には、非常にマッチする講座ではないでしょうか。
個別具体の技術的な知識やスキルではなく、「Whyから考えるHR」として活躍・貢献したい方は、ぜひご参加いただき意見交換などの場でお会いしたいと思います。