HRBP養成講座受講者インタビュー:株式会社クロス・マーケティンググループ 大坪 拓己さん - 株式会社Every

Profile

株式会社クロス・マーケティンググループ 採用統括部 部長 大坪 拓己さん

大学卒業後、人材系の企業で中途採用支援の法人営業に従事。その後SaaSの会社での営業を経て、現在の会社に営業職として入社。組織マネジメントを経験し、2022年に人事へ異動し、現在に至る。

※経歴はインタビュー時点のものです。


営業から人事へ

− 受講のきっかけを教えてください。

私が所属しているクロス・マーケティンググループの傘下には、事業会社が30社超あるのですが、採用統括部はグループ各社の採用を支援する役割を担っています。採用がメインになりますので、主には各事業会社の採用ニーズのヒアリングから人材の要件定義、採用手法の選定や母集団形成、面接、またオンボーディングまで一連を担当しています。

これまで私はビジネスサイドの人間だったのですが、会社がM&A等を通じて組織も急拡大してきていく中、「人事やコーポレート機能を成長にあわせて強化していかなければいけない」と。そこで私に異動の話がありました。

しかし、これまでの経歴上、人事への異動はチャレンジでした。そもそも未経験ですから、何を、どのように成果を出していけば良いのかイメージがついていなかったからです。やはり答えがない中で不安もありますし、異動後は自分なりに手探りではありますが業務にあたっていたものの、やりながら身につけていくとなると会社の成長スピードに対して期待に応えられるパフォーマンスを出せないのではと思うようになりました。

そこで業務外で体系的に人事を学ぶ必要があると思ったのが受講のきっかけです。

− 受講を決めた決め手を教えてください。

Every HR Academy以外に、3件ほど他のプログラムを見てみました。どうしても業務の都合上、平日に研修に参加する時間は取れず、土日も育児などでみっちり時間を確保できないと思っていた中で、スポットで土曜日に3時間、隔週開催というのが、自分のライフスタイルにすごく合っていました。

あとは、自分の考えとして必要だと思っていた戦略人事を体系的に学べそうだと思ったことの二つで選びました。

「HRの存在意義」を学び、
旗を立ててもらった

− 印象に残っている講義を教えてください。

一番は、Day1の「HRの存在意義」ですね。初回の講義でボンっと旗を立ててもらった感覚でしょうか。HRは「市場競争に勝てる組織をつくること」を究極のゴールとしなくてはいけない。そして、HRの存在意義は「適切な人材が適切な場所で適切な仕事をする」という考え方や、戦略人事を行っていく為には、経営戦略と人事戦略を紐付ける必要性がある、といったことです。

採用に限らず、報酬や人材開発等、HRとしての各機能は経営戦略を実行していく上で繋がりをもって実行していくということが腑に落ちたので、以降の講座においても理解がしやすかったように思います。

なので「HRの存在意義」を最初に学ばせて頂いたことが一番印象に残っていますね。

一番の魅力は、繋がり続けられる仲間たちとの出会い

−HRBP養成講座の魅力を教えてください。

1つ目は、やはり原理原則を知れるということだと思います。米国のビジネススクールで教わるアカデミックな内容をベースに「HRMの原理原則とは」と、基本となる軸を知れるということはすごく良かったです。

2つ目は、会社の垣根を越えて、同じ境遇で同じ悩みを抱えているような人たちが横の繋がりを持てるというところです。各講座で様々なディスカッションテーマが与えられますので、グループディスカッションをしていく中で、皆さんの課題や考え方が聞ける。これによって、学びが加速化された印象です。

3つ目は、講座修了後も交流を持てるところは魅力ですよね。これは、私にとってとてもありがたいです。人事になってまだ半年なので、これから学びを実践していく中で色々な課題にぶつかると思っています。講座終了後も悩みを共有し合えるような仲間のつながりが出来たことは良かったです。

原理原則を軸に、
目的が明確になる

− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

まず、参加してよかったなというのが本当に率直な気持ちです。原理原則を知れたことは本当に自分の中で大きいです。まだまだ模索しながらやることも多いと思いますが、「これで大丈夫なのだろうか?」と立ち戻る軸ができたと思っています。

そのため変化という意味では、何をするにしても「市場競争に勝てる組織になるためには何を実行すべきなのか」というHRとしてのゴールから考えるベースが自分の中にできたかなと思います。

私のキャリアは営業がメインです。そのため今までは売上目標など目に見えてわかる明確な定量目標が存在していました。HRにきてからはその点が自分の中ではっきりしておらず、目的と手段が曖昧なまま目の前の事に必死になっていたような気がします。しかし、原理原則を踏まえて、目的がはっきりしていないもの、成果に紐づかないものなどは、優先順位をつけて取捨選択をしたりと、やるべきことを選択できるようになったと思います。

知識や経験がなくても、
不安になる必要はありません

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

まず、人事未経験者の受講者として、本当に「感謝」の一言に尽きます。アサイメントレポートを提出したときに、それぞれの受講者のバックグラウンドなどを理解した上で、個別に細かくアドバイスをされていたことはすごく印象に残っています。15名の講座でしたが、1人1人を凄く良く見てくれているのだと感じました。

ビジネスサイドからHRに転身したり、異動する人たちの中で私と同じような悩みを抱えている人は少なくないのではないかと思っています。

そこで、HRBP養成講座を人事経験がないのに受講できるのかなとか、受講してもついていけないのではないかと二の足を踏む方もいるのかなと。私も最初はそうでした。

しかし、実際にHRBP養成講座を受講して、人事の知識や経験がゼロベースでも学びのある環境で、かつ、ビジネスサイドにいた経験も踏まえて、みんなと話し合える環境だと感じました。今、私と同じように不安に思っている方や受講を悩んでいる方は、あまり気にせず、意外に敷居が低い講座だと思って、受講していただくのが良いと思います。

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