Profile
尾上 壮司さん
重工メーカーで海外営業やマーケティング領域を経験した後、立ち上げ期のプロスポーツリーグに参画。主には育成年代の制度や環境整備、運営を担当。その中で、「育成」という軸でもっとキャリアの幅を広げたいと思い、企業人事へ転職。現在は、企業人事の人材開発に関わるキャリア開発施策を担当している。
※経歴はインタビュー時点のものです。
ただ聞くだけの講座ではなく
学びを深める仕組みがある
− 受講の動機やきっかけを教えてください。
「育成」という軸でキャリアの幅を広げたいと思って企業人事へと転職し、希望の仕事に就くことはできたものの、まだ人事の経験は浅く、知識不足を感じる場面があるというのが正直なところでした。早く周りの期待に応えられる存在になるためには、社内で経験を積むだけでなく、もっと学ぶ必要があると探し始めたことが受講を考えたきっかけです。HRBPの方々と一緒に仕事を進めることが多く、「人事とは」「HRBPとは」というところから学べるものを探していたところ、このEveryのHRBP養成講座を見つけました。受講に踏み切った大きなポイントとしては2つあって、まず1つ目は定時外で学べるということ。ほかの講座もいくつか見ていましたが平日開催が多く、日中に時間を確保するのが難しかったので、こちらは土曜開催ということで非常に助かりました。2つ目はプログラムの内容が自分の学習スタイルに合っていると感じたからです。受講人数が15名に制限されており、少人数制でディスカッションなども交えた内容になっていること、また講座の最後に大きな課題(ファイナルアサイメント)があるという点も自分にとっては魅力的でした。ただ聞くだけの講座ではなく、参加者同士で意見交換をしながら学びを深めることができるという点に魅力を感じて、受講を決めました。
全ての講義で納得感があり
学ぶことが楽しいと思えた
− 印象に残っている講義を教えてください。
ダイナミックストラテジックHRMという定義が印象的で、全ての人事施策に紐づいていることにとても納得感がありました。Day1で学んだこの定義がすべての講義内容につながっていて、回を重ねるごとに腹落ちしていく感覚でした。自分自身が一番興味を持っている人材開発・キャリアマネジメントの領域でも、やはり感動したのはその部分で、全体施策の中でどういう位置づけにあるのか、他の施策や人事機能とどう紐づくのか、実際に施策を検討する際に立ち戻るべき原理原則を学ぶことができました。他にもDay1で学んだことがDay2に繋がっていて、Day3はDay1・Day2に紐づいて・・・という感じで、学びの繋がりに気付くことが多々あり、どの講義がというより、全体を通して学ぶことが楽しいと思える講座でした。
原理原則と他者視点を
得られる最強の講座
− HRBP養成講座の魅力を教えてください。
1つ目は、原理原則と他者視点を同時に得られることです。先述の通り、ここで学ぶ原理原則には納得感があり、アウトプットをイメージしやすいため、「これはこういうことに置き換えられるな」とか「自分の会社だとこの機能はどこに当てはまるか」など、実践に活かせる学びが多くありました。さらに各回、様々なテーマで他社の人事担当者とディスカッションする機会があり、自分の視野が広がったり、新たな発見を得られる体験ができました。原理原則と他者視点を同時に得られるって最強だなと思っていました。
2つ目は、講座の参加メンバーに恵まれたことです。きっとこの講座はどの期でもそうなのだろうと思いますが、自ら勉強しに集まった方々ばかりなので、ここで学んだ原理原則で言うならば、動機形成がすでになされている感じでした。参加メンバーとは話をしていてもとてもポジティブに進みますし、情報交換も積極的になされていて、学ぶのにとても良い環境だったと思います。
3つ目は、人事界のトップランナーのお話を聞くことができた特別講義です。百戦錬磨で人事としてのキャリアを積んでこられた方々がこれまでどんな道をあるき、何を考えてきたのか、どんなマインドで仕事に挑んでいるのか、という話に学べることが多くありました。また少人数制だからこそだと思いますが、この特別講座内でも、自分たち受講生からコメントしたり、それにフィードバックをいただける機会もあり、非常に良い時間を過ごさせてもらいました。
実は、このとき特別講師の望月さんから「チェンジエージェント」という概念を教えていただき、興味を持っていろいろと調べていたところEveryでもこのテーマで新しく講座を開くと聞いて、さっそく申し込みました。今回のHRBP講座で学びを得たからこそ、また新たな課題に挑んでいけるということで、次の講座への参加も楽しみにしています。
− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。
社内で新たな施策を考えたり、ディスカッションをするような場で、自分の考えをまとめ・伝えるのに使える武器というか、引き出しみたいなものが増えたと感じています。例えば、自分とは異なる意見が出たときに、他の施策との兼ね合いも考慮し、自分の考えをまとめて話せるようになってきました。また、この講座で学んだことは、社内でも共有するようにしていて、「こういう原理原則があって、アメリカではこう考えるのが主流らしいよ」など、受講時の資料などを見せながら情報共有することもありました。実際に自分が業務の中で迷うことがある場合にも、資料を見返していますし、立ち戻って考えるべき原理原則を持つことができました。
また、この講座を学んで人事の仕事の面白さをより感じられるようになった気がします。そもそもは人の成長や育成に関して追求していきたいと飛び込んだ人事の世界ですが、人事の仕事は全てつながっていて、例えば採用であっても、入社後に成長・活躍してもらうという戦略の入口となりますし、キャリアマネジメントや環境整備も人の成長につながっています。実は全てが自分のやりたいことに紐づいていると気づくことができたので、これから人事職としてキャリアを歩んでいくことがより楽しみになりました。
成長意欲のある仲間との横のつながり
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
仮に僕自身が時間を巻き戻せたとしても、この講座は絶対受講すると思います。そのくらい学ぶことが多く、濃い時間を過ごすことができました。何より一緒に受講できた仲間が本当に素晴らしい方ばかりで、皆さんの成長意欲に良い刺激をいただいて、自分のモチベーションアップにもつながりました。今後もお互いに学びを深めていけるような横のつながりを得られたことは、何よりの収穫です。非常に勉強になりますので、迷っている方がいらっしゃれば、ぜひ受講をおすすめします!