HRBP養成講座受講者インタビュー:プレティア・テクノロジーズ株式会社 田中 萌子 さん - 株式会社Every

Profile

プレティア・テクノロジーズ株式会社 田中 萌子さん

新卒でIT企業に入社し、マーケッターとして活躍したのち、同社内で事業部人事の立ち上げと中途採用を経験する。その後、フィリピンにある教育ベンチャー企業へマーケッターとして転職。マネージャーを務める中で、良いチームが良い会社組織を作り、良い組織が社会にインパクトを与えていくという考えに至り、組織を横断的に考えることのできる人事職に興味を高める。その後、人事として現会社に入社し、採用・評価制度・組織開発・労務総務といったあらゆる人事業務を一人で担っている。

※経歴はインタビュー時点のものです。


自身の知識の無さが、組織の成長を
妨げてしまうのではという危機感

− 受講のきっかけを教えてください。

HRBP養成講座を知ったのは、この講座の卒業生からの紹介でした。同じ業界の人事をされていて、以前から悩み相談などもしていた信頼できる方からのご紹介でしたし、講座の資料を見て、「アカデミックに人事を学ぶ」ことに意欲のある人たちが集まる場は、面白そうだなと、興味がわきました。
ちょうどその頃、自社の組織が大きくなるにつれて、向き合う課題の変化に直面していたことも、受講の動機となりました。私自身も代表も、人事経験が豊富にあるわけではないので、人事領域の問題が生じた際に、社内には答えがない状態でした。また、私が入社した頃と比べると、社員数は倍になっており、これからも大きくなっていく中で、自身の知識の無さが組織の成長の妨げになってはいけない、と危機感を抱いておりました。そこで、人事全般について、体系的に学び、課題に直面した際の考え方を身に付けたいと思い、受講を決めました。

大きな声に惑わされず、
解決すべき課題に注目できるようになった

− 印象に残っている講義を教えてください。

「報酬制度・インセンティブ」の回です。ちょうど自社の評価の時期と重なった回で、業務量的にも精神的にもタフな時期だったのですが、原理原則から整理して考え、自社の制度がどうして今の仕組みになっているのかを振り返ることができたので、とても有意義でした。
やはり評価は、とてもセンシティブな領域で、被評価者に納得感がないとクレームを受けることもあります。私自身、社内で色んな意見を聞き、悩むことが多かったのですが、講義後松澤さんから、「社員全員が納得いく制度はないので、クリティカルジョブのハイパフォーマーにまずはフォーカスしてみては?」とアドバイスを頂いて、ハッとしました。強い意見の主張があると、どうしてもそこを解決しようと注意が向いてしまいがちですが、会社全体を見てみると解決すべき課題はそこではないということに、気が付くことができました。何を優先すべきなのかが、クリアになりました。
また、「ピープルアナリティクス」の回も興味深かったです。マーケティングの経験があるので、もともと数字を見るのは好きなのですが、人事の領域を定量化することは難しいと感じていて、自社にあるデータも活用しきれていませんでした。講義の中で、数字の捉え方や分析の方法を学んで、ファイナルアサイメントで実際に自社のデータを分析して見えてきた結果は、大きな気づきでした。

前例の踏襲や事例の真似ではなく、
会社の思想と紐づけた人事施策を選ぶことができるようになる

−HRBP養成講座の魅力を教えてください。

一つ目は、原理原則に則って、物事を考える姿勢が身に付くことです。人事は、前例の踏襲や他社の事例を真似ることで、なんとなくできてしまうこともあると思います。しかし、原理原則を基に、なぜこの仕組みや制度があるのか、他にどんな選択肢があるのかを理解した上で人事施策を選ぶことで、会社の思想ときちんと紐づけることができるのだと、気付くことができました。これは受講前にはなかった視点なので、大きな学びでした。
二つ目は、人事の横のつながりができたことです。受講生の所属している会社の業種も、各自が担当している領域も様々でしたので、今向き合っている課題も自分とは全然異なるもので、それは将来自分が直面するかもしれない課題だなと思うと、ディスカッションをしていてとても興味深かったです。

− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

代表と議論をする際に、課題解決のための選択肢や、考えうるリスクについて、原理原則をベースに提示できるようになりました。また、以前から心がけていた定量的に話をすることも、改めて意識しています。
そうした中で、代表が意思決定をするまでのプロセスの中に、私の考えを組み込める範囲が広がりました。以前は、私は叩き台を作成したり、オペレーションを担当したりといったことが多く、その他の意思決定までの多くは代表が考えていたので、私の役割は何なのだろう?と悩んでしまうこともありました。特別講演で人事の大先輩のお話をきいた影響もあり、意思決定までの過程の中で、どれだけ影響を与えられるのか、頼ってもらえるのかが人事の専門家としての腕の見せ所なのだと気付かされました。その意識ができてから、社内での立ち位置やビジョンが明確になったと感じています。

最後まで走り切ると、
情報のシャワーが自分の武器へ変化する

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

講座を最後まで走り切った今感じているのは、自分に武器ができたということです。そしてこの武器は、対代表との会話でも、会社の課題や、未来について考える際にも、必ず活かせる武器だと感じています。
講座を通じてインプットはとても多く、毎回情報のシャワーを浴びますが、原理原則を学び、自社に当てはめて考えてアウトプットするという一連の流れをやり切ることで、知識を自分のものにすることができますし、見えてくることがあると思います。

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