HRBP養成講座受講者インタビュー:直野 美奈 さん - 株式会社Every

Profile

直野 美奈さん

国際物流業界においてキャリアをスタートし、営業とカスタマーサポートの領域を担当。のちに、旅行業界でカスタマーサポートのトレーナーとして経験を積み、採用とオンボーディングの研修にも携わり、人材育成に尽力する。
その後、営業アカウントマネジメントや秘書業務など、対人スキルを活かした領域での経験を積み重ね、コミュニティマネジメントを専門とする。この経験を活かし、従業員のエンゲージメントやコミュニティ形成をメインミッションとして現職の人事部に入社。現在はHRビジネスパートナーとして活躍している。

※経歴はインタビュー時点のものです。


経営層と共通言語で話しができるHRBPへ

− 受講のきっかけを教えてください。

人事を経験するのは今の会社が初めてで、当初はこれまでの対人相手の経験を活かして対応できていたのですが、組織が成長していく中で、HRBPを担うことになり、改めて「人事とは」ということを学び、人事の原理原則を、自社に当てはめて考えたいと思ったことが、講座を探し始めたきっかけです。
実際、経営層や実務の会議などに参加した際に、原理原則を理解していない為、関係者と共通言語でコミュニケーションが取れていないのではという課題感もありました。HRBPとしての役割を全うし、成果を上げるためにも、原理原則の理解は必要不可欠のように感じていました。
EveryのHRBP養成講座に決めた理由は、松澤さんがアメリカで学ばれた要素から作られているので、外資系である自社にも違和感なく当てはめて考えられるコンテンツを学べそうだなと思ったからです。
また、戦略人事に特化した講座であったこと、人事の経験がない人でも受講できるという安心感も、受講の決め手になりました。

「数字の裏付けができること」は、
人事としての価値を高める

− 印象に残っている講義を教えてください。

どれも重要な要素だったと思っているのですが、中でも自分にとって一番必要だと思ったのが「ピープルアナリティクス」の回です。これまで人事領域においてデータを活用するということをあまりできていなかったのですが、経営層と議論をする際に、やはり数字を見ている人たちなので、感覚で話をするのと、数字の裏付けがあるのとでは、説得力が全然違うと感じました
苦手な分野ではあったのですが、講義の中でデータを活用して分析する工程を実践してみせていただけたので、自分でもできそうだと思えたのは大きかったです。
また、受講生の中でもあまり活用できていないと話される方が多く、一般的に人事の方が当たり前にできていることではないのだと知ったので、自分ができるようになれば強い武器になるだろうなと思えました

外資企業と内資企業が混ざり合う
ディスカッションの場は、
新鮮なアイディアの宝庫

−HRBP養成講座の魅力を教えてください。

一つ目は、HRBPに求められるすべての要素の原理原則を、短期間に凝縮して、知識として身に付けられるところです。毎回の3時間という講義時間も、インプットの量に対してちょうどよかったです。正直、これ以上詰め込んだら消化できないというくらい、毎回のインプットの量は多いのですが、最後に、学んだ事を自社に当てはめて考えアウトプットし発表する機会があるので、そこで改めて整理をすることができました。

二つ目は、得られた知識は、全て業務に直結し、すぐに活かせるところです。実際に、自社がちょうど評価制度の改訂を検討している際に「パフォーマンスマネジメント」の講義がありまして、そこで得た知識をベースに翌週の会議で自分の主張を行ったということがありました。

三つ目は、人事に携わる方との横のつながりができたことです。No judgement(ありのままで)、No status(臆せず蔑まず)、Curiosity(オープンに)というハウスルールがあるので、受講生は安心して自己開示ができる環境でした。そのことが、受講生同士の距離感をぐっと縮めることに繋がっていたと思います。良い点も悪い点もオープンに話し合うことができる機会は、とても貴重でしたし、今まで繋がることのなかった内資企業の方と、人事施策についてディスカッションをすることで、新鮮なアイディアを得ることができました。
最終課題を作成する際にも、お互いに進捗を報告して励まし合いながら取り組むことができて、精神的に支えられました。

− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

人事としての自身のスタンスを、自信をもって語れるようになったことが、受講後の変化です。
これまでは、どちらかというとビジネス側の意見に寄り添って、そこをベースに議論をスタートし、その場しのぎの解決策になってしまうことが多かったように思います。今は、ビジネス側の意見を理解しながらも、人事目線からの中長期的な課題解決の提案を行えるようになりました。また、明確に言語化されていないビジネス側の課題感を整理し、先回りして施策の提案ができるようにもなったと感じています。
他には、自社の人事施策の仕組みを理解できるようになったことで、社員の方からの相談に対する答え方にも変化がありました。講座で得た知識をもとに、社員の方へ自社制度の説明を自分の言葉でできるようになりましたし、個々のキャリアパスへの相談には、「やりたいこと」「やれること」の違いなど、より具体的にアドバイスができるようになりました。

人事施策の全体像を理解すると、
情報の取捨選択ができるようになる

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

今の仕事で行き詰まりを感じていたり、人事の仕事に課題を感じていらっしゃるのであれば、一度気軽に受けてみることをお勧めします。
人事施策の全体像を知ることで、自社の組織に今すぐ必要な施策か、少し先に必要となる施策かといった、情報の取捨選択できるようになるので、必ずや日々の業務へのヒントになると思います。
また、想像している以上に横のつながりが出来て、フラットに意見をもらえる場です。大人になって同期ができて、学びを共有できるコミュニティに入れることは、とても貴重ですし、間違いなく今後のキャリアにおいてプラスになると思います。

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