Profile
井上 靖教さん
2013年現在の会社に新卒入社。入社から7年間、営業部にてB to Bの営業を経験。
その後、人事部へ配属される。人事部着任2年目に採用統括を担い、新卒採用・キャリア採用の採用メイン担当者として、2名の採用チームで年間100名程の採用に尽力している。
※経歴はインタビュー時点のものです。
人事としての領域を広げ、
市場価値を高めたい
− 受講のきっかけを教えてください。
採用業務を全て担当するようになり、採用領域の専門性は身についたと自負しているのですが、自分の人事としての市場価値を考えたときに、採用のみの経験では弱いという危機感を感じておりました。そして、配置や評価の制度など、採用とは別の人事の領域の知識を身に付けて、人事としてのプロフェッショナル性を高めたいという想いを持つようになりました。今の会社で、人事の他の領域を経験することはあまり現実的ではなかったので、外部から情報を取りに行って学ぶ必要があると思い、「日本の人事部」のセミナーによく参加していました。
その中でEveryの松澤さんのお話を聞く機会があり、HRBP講座のことを知り、受けてみようと思ったのがきっかけです。
キャリアコンサルタントの資格も、今までの経験や、自分の強みを生かして、幅を広げられるのではと思い検討していたのですが、時間と費用を考え、短期間で効率的に知りたい知識を身に付けられるHRBP講座を選択しました。
− 印象に残っている講義を教えてください。
Day1の「これからのHR」です。もちろん、個々のテーマも勉強になりましたが、振り返ると一番印象に残っているのは、Day1の戦略的人事のトピックで学んだ「ダイナミックストラテジックHRM」です。今まで人事について体系的に学んでこなかったので、人事の施策は全てパフォーマンスに繋がっているということを図解で説明されて、考え方の参考になりましたし、とても頭の中が整理されました。
「採用」の施策を考える際のみならず、他の業務においても、PDCAを回す際などに、パフォーマンスに繋がっているか、会社の戦略に沿った内容になっているか、意識して考えられるようになりました。
特別講演や新たな人脈により、
視野を広げることができる
−HRBP養成講座の魅力を教えてください。
一つ目は、インプットのみではなく、自社の状況に立ち返って考える時間があることです。ファイナルアサイメントはその最たるものですが、各回終了後の宿題でも、各テーマの原理原則と比較して、自社はどうなのか、考える仕組みがあったのは、インプットした知識を定着させるのにとても役立ちました。
二つ目は、特別講演です。普段ではなかなかお話をする機会のない、人事の先輩方の濃い経験談は、とても刺激的でしたし、自分の視野が広がったと感じました。懇談会で実際に会ってお話しする機会もあり、その時にいただいた言葉は、自分がこれからどんなキャリアを描いていきたいのか、より深く考えるきっかけになりました。
三つ目は、人脈です。一番の魅力といっても良いかもしれません。私の会社は、いわゆる伝統的な日本企業なので、外資で働く人や、転職の経験がある人など、多種多様なメンバーと繋がりができたことは、とても貴重です。また、会社の中にいるだけでは見えてこない、自分の社会的な立ち位置を、客観的に確認できる場にもなっていると思います。
− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。
人事を体系的に学んだ事で、人事を俯瞰してみるという意識が付きました。また、自分の担当している採用だけではなく、配置・運用・給与といった、他のメンバーの仕事のつながりも理解できるようになりました。
一方で、もう少ししたら人事から異動になるかもしれないという社内の状況で、今後のキャリアについてより深く考えるようになりました。HRBP養成講座で得た知識を糧に、人事としての専門性をより高めていくのか、別の道に進むのか、今後の身の振り方を考えています。
講座の内容はすべて業務にプラスになる
− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。
私自身はやってみてよかったと思っています。講座や研修というと、会社がお金を払ってくれて受けるものというイメージがあり、自分で金銭的な負担をすることに抵抗を持つ方もいらっしゃると思うのですが、自己投資だと思って挑戦してもらうといいと思います。
講座は土曜の朝なので、忙しい方でも時間を作りやすいと思いますし、講座の内容は、全て業務に直結し、業務にプラスになることばかりなので、無駄な時間にはならないです!