HRBP養成講座受講者インタビュー:パーソルキャリア株式会社 荒井 宏彰 さん - 株式会社Every

Profile

パーソルキャリア株式会社 荒井 宏彰さん

2014年に新卒でパーソルキャリア株式会社(当時株式会社インテリジェンス)に入社。求人広告の営業を担当し、その後部署異動により、キャリアアドバイザーとして5年間活躍する。現場のマネジメントを経験する中で、自社で働く社員がよりやりがいをもって働けるような組織を作っていくことに興味を持ち、人材開発や組織開発の道を目指すようになる。その後社内の登用制度を使い2022年から現在の戦略人事部に所属。担当事業部の評価や異動制度の運用や組織課題の解決提案、タレントマネジメントなど幅広く担っている。
2023年からは兼務で組織人材開発部にも所属し、新卒研修などにも従事している。

※経歴はインタビュー時点のものです。


HRBPとしてきちんと価値貢献したい

− 受講のきっかけを教えてください。

自分が担当している事業部に、HRBPとしてきちんと価値貢献したいという気持ちが大きかったことが、受講の動機です。

受講前は、人事経験を経ずに、現場からHRBP職へ異動してきたので、業務の型や考え方の型がない状態でした。その中で、制度運用のバックアップや人事としての質問に答えるといったことはできていましたが、担当事業部が本当に困っていることを解決する手助けにはなれていないと、実力や知識の無さを痛感することが多く、HRBPとしての存在意義を見いだせていませんでした。
また、社内において、HRBPの役割が「社員との対話」から「事業パートナー」へと変化している渦中でもあり、社内にもHRBPに精通した人が多くいたわけではなかったので、社外からHRBPとしての土台となる基礎知識をしっかり学ぶ必要性を感じていました。

色々なノウハウ本や動画サイトから知識をインプットすることも考えましたが、それらはHowの話が多く、自分にとって必要なのはHowを選ぶための土台となる原理原則の理解だと思いました。EveryのHRBP養成講座の資料やインタビュー記事を読んで、他にはない学術的に原理原則を学べるコンテンツであることや、一緒に学ぶ人たちの熱量の高さに惹かれて受講を決意しました。

「それってビジネスに効くの?」
立ち戻ることの重要性に気付けた

− 印象に残っている講義を教えてください。

「人材育成とキャリアマネジメント」の回です。もともと興味があった領域なのですが、キャリアラダーやサクセッションプランニングといった、自社にない仕組みや考え方を学び、必要性を感じました。また、各自の学習スタイルにあった学習方法の重要性も改めて理解しました。現状の社内研修は、一律に行うスタイルになっているので、改めて検討したいと思いましたし、そういった自社にできていない課題や、今後活かせそうだと思った考え方が特に多い回でした。

また「特別講演」もとても心に残っています。特別講師の方がおっしゃっていた「それってビジネスに効くの?」という問いが特に印象的でした。人事は、ともすると「エンゲージメント」や「心理的安全性」といったわかりやすい言葉に引っ張られてしまうこともあり、現場が求めていることから乖離が生じやすいポジションでもあると思います。だからこそ、施策や提案を考える際に、それは社員や会社のパフォーマンスに繋がるのか?と立ち戻ることの重要性をこの言葉から感じました。今は、課題を考える時も、事業のパフォーマンスを阻害している要因は何か?から考えるようになったので、とても大きな学びでした。

自社を客観視できたことで
改めて良い点にも目を向けられた

−HRBP養成講座の魅力を教えてください。

一つ目は、やはり原理原則をきちんと学べることです。人事未経験者が人事の領域を体系的に学ぶ機会はなかなかないですし、学んだ今もとても意義のあることだったと感じています。

二つ目は、自分の会社を客観視できることです。インプットだけではなく、受講生の皆さんとディスカッションしながら学びを深めていけるので、自分では普通だと思っていた自社の制度が意外と進んでいて魅力的な制度であったなど、ネガティブな要素だけではなく良い点にも気づくことができました。

三つ目は、考え方のフレームワークを身に付けられるようになることです。最後のファイナルアサイメントを考えるプロセス自体がとても役に立ったと感じていて、自社の事業戦略や外部要因・内部要因というところから考えていくという発想自体が自分にはなかったのですが、今はそのフレームワークを使って課題に向き合えています。また、ファイナルアサイメントへの松澤さんのフィードバックもとても印象に残っています。離職する人材について何が要因なのかを考えていたのですが、「逆にハイパフォーマーがなぜ定着しているのか?」という観点を得られました。課題を考える際に問題事項に目を向けがちですが、その逆にある良いことが起きている原因にも着目するというのは、とても大きな気づきでした。

− 受講後、受講前の変化、日々の仕事における実践を教えてください。

前述しましたが、人事の施策がパフォーマンスに繋がっているのかを考えるようになったことが大きな変化です。採用も育成も報酬制度も、全てはパフォーマンスに紐付いているというダイナミックストラテジックHRMの図が常に頭にあり、整理して考えられるようになりました。こういった考え方や事業への向き合い方の変化は、上司も認めてくれています。様々な課題や問題がいろんなところから降ってくるような立場なので、点と点を線でつなげて考えられるようになったのは、日々の業務にプラスになったと感じます。

また、講座で得た知識を自分なりにアレンジをして、チームメンバーへ情報共有も行っています。チームミーティングでの自分からの問題提起を聞いたメンバーから、詳細の意見や考え方の説明を求められたりすることもあります。今度社内の有志で勉強会をすることになっていて、社内にも原理原則を学ぶ必要性が広まり、良い効果が出てきていると思います。

仕事に活かす!という強い意識が
学びを業務に繋げる

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

良い意味で、想像よりもインプットの量は多いです。人事の仕事に携わっているのなら、HRBPという仕事自体がまだメジャーではない今のタイミングで、きちんと原理原則を学んでおくことはアドバンテージになると思います。また、得た学びは、日々の業務に応用して繋げていくことができますので、インプットしただけの使えない知識にはなりません。

私は自費で講座に参加したのですが、自分で負担したからこそ最後までやり切る・仕事に活かすという意識が強かったことも、今業務で学びを活かせていることに繋がっているのかもしれません。

そして、社会人になってから新しい繋がりができることはなかなかないと思いますので、様々な企業の人事に携わる人たちが集まって学び、濃い繋がりができる点も非常におすすめです。

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