HRBP養成講座受講者インタビュー:株式会社メルカリ 村田 隆一さん - 株式会社Every

Profile

株式会社メルカリ 村田 隆一さん
新卒でSIerに入社。広告システムやKIOSK端末の開発に携わる。その後、サイバーエージェント グループ、DeNAなどでバックエンド エンジニアやエンジニアリング マネージャーとして従事。
2018年メルカリ入社。エンジニア組織にてエンジニアリング マネージャー、採用、組織開発などを担当後、人事領域のDX化やData Driven化に興味があり2021年人事部門へ異動。2023年からHR System & Dataチームのマネージャーとなる。

※経歴はインタビュー時点のものです。


エンジニアとして直面した課題の多くは
組織と人の問題

− 受講の動機やきっかけを教えてください。なぜ受講を決意されたのでしょうか。

エンジニアとして、社会の課題を解決するためにものづくりをしている中で、一番目にする課題は組織と人の問題だなと感じていました。マネージャーという立場だったこともあり、チームがうまくワークしていない時などに、チーミングや組織開発の勉強をしたり、また、部門内人事のような形で、エンジニアの採用プロセスや評価基準を作成したりするうちに、人事領域に興味を持つようになりました。

人事に異動してからは、それまでの経験を活かしつつ、人事オペレーションのDX化や人事システムの刷新などに取り組んできましたが、人事としての経験は浅いので、一度体系的に学びたいと思ったことが、受講のきっかけです。

社内に講座の卒業生が複数名いることや、CHROからの勧めもあり、迷うことなく受講を決めました。

学ぶことで改めて実感する
人事領域の専門性・奥深さ

− 4ヶ月を通じて、講座の中で特に印象に残っているテーマはありますか。

「パフォーマンスマネジメントと評価」の講義は特に印象に残っています。講座受講後も、この領域にとても興味を持つようになりました。「パフォーマンスマネジメントと評価」は組織や人事の根幹だと感じましたし、経営や事業からの逆算で大局観をもって人事全体の方向性を決めることにもなると思うので、難しそうですが、専門性を高めてチャレンジしてみたい領域です。

また、「報酬制度・インセンティブ」の回も「パフォーマンスマネジメントと評価」と関連して興味深かったです。講座の振り返り用にnoteを書いたのですが、 学んだ事を、他の情報と照らし合わせながら学び直す中で、情報量が他の領域に比べて桁違いに多く、知識の奥深さや専門性を感じましたし、学ぶ価値があると興味を持ちました。

※村田さんはHRBP養成講座の振り返りnoteを執筆されています。とても読み応えのある素晴らしい記事ですので、ぜひご覧ください。

〈村田さん執筆note〉

人事施策を検討する際の指針がもてた

− 講座の魅力について。魅力に感じた点は何でしょうか?

HRBP養成講座を受講して、人事の各領域の解像度があがったと感じています。具体的に解像度があがったと思えるのは次の2 点です。

1つめは、人事機能の全体像を体系的に学んだことです。
それにより、これまで人事の各機能を点で捉えていたところから、それぞれがどのように相互作用しているのか線で繋がって見えるようになりました。部分的に経験したり学んだりしていた各機能が、どういう原理原則で紐づいているのかを改めて整理できたことはとても有意義でした。
これからは、組織と人に対して何か施策を検討したいときに、個々の人事機能を単発で検討するのではなく大局観をもって施策の検討ができそうです。

2つめは、各人事機能の原理原則を学んだことで、人事戦略や人事施策の検討時の指針ができたことです。
これまでは、何かしらの人事施策を考えるとき「過去どうしていたか」「他社ではどうやっているか」などばかり気にしており、本当の意味で「なぜその施策が良いのか」を考えきれていなかった自分に気づきました。
これからは、人事施策の検討時にはまずは「ビジネス・経営状況」「人事の原理原則」の2軸から考え、そこに「過去どうしていたか」「他社ではどうやっているか」などのエッセンスを加えることで、より目的Drivenで納得感のある施策が考えられそうです。

− 受講前と受講後で、ご自分の知識力や考え方、マインドなどに変化はありましたでしょうか。
具体的な変化がありましたら教えてください。

特別講演を聞いて感じたことですが、人事の上流で活躍されている方は、皆さん自分なりの人事観をもっていらして、人事をやっていく上で大事にしていることや、ポリシーを言語化されているなという印象を受けました。
その影響で、自分なりの人事を言語化していきたいと考えるようになりました。noteでの発信も言語化の一つですが、学んだ原理原則を拠り所に、今後更に経験を積み、言語化を洗練させていくというサイクルを回して、自分なりの人事観を築いていきたいです。

日々の仕事における変化でいうと、私のいるチームは各人事機能の数値を分析して、その機能を担当しているチームと一緒に施策などの企画を行うのですが、その際に相手が何を考えているのかの、解像度が上がったということです。
なぜその施策をするのか、どんなことを実現したいと思っているのか、何を元に考えているのかを理解できるようになったことは、実務を担当する方のカウンターパートとして、大きな変化だと思います。

人事をマクロに捉えるためにお勧めの講座

− 最後に、HRBP養成講座をご検討されている皆様にメッセージをお願いします。

人事の難しさは、全体像を体系的に学べる書籍や、経験する機会があまりない点にあると思います。個々の機能についての書籍はたくさんありますが、全体像を知ろうとしたときには独学では難しいです。
HRBP養成講座のように、人事の各機能を体系的に学べる講座はあまりないので、人事をマクロに捉えたい方はぜひ受講をお勧めします。

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